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顔がほてる原因は自律神経の乱れ?その症状と3つの対処法について
顔のほてりを経験したことのある人はとても多いのではないでしょうか?
緊張した時、強いストレスを感じた時、イライラした時など、顔がほてることは珍しくありません。緊張がとけたりイライラがおさまれば自然とほてりもおさまってきます。
ただあまり頻繁に顔がほてるようなら、体の不調が原因かもしれません。
そこで、顔のほてりの原因とは? 具体的な症状は? 3つの対処法とは? についてわかりやすくお伝えします。
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【目次】
顔のほてりの原因とは?
顔がほてる原因はいくつかあります。生理の周期や妊娠によって顔のほてりを感じることも。
顔のほてりのおもな原因をあげると……
- 自律神経の乱れ
- 風邪
- インフルエンザ
- 更年期障害
- バセドウ病
- 高血圧症
女性は更年期障害で顔がほてる人も少なくないでしょうし、バセドウ病などが原因で顔のほてりを感じることもあります。
しかし最近では「自律神経の乱れ」が原因で顔がほてるケース が増えているのではないでしょうか。
仕事に家庭に人間関係にと、ストレスの多い毎日で自律神経のバランスが乱れて顔がほてる人が多くなっています。
では自律神経の乱れはどのように顔のほてりを引き起こしているのでしょうか?
交感神経が筋肉をかたくする
自律神経は、日中の活動をスムーズにおこなうための「交感神経」と心身をリラックスさせて回復させる「副交感神経」の2つが、正反対のはたらきをバランスよくおこなうことで私たちの健康を保っています。
この2つのバランスが良いときはいいのですが……
長距離通勤、仕事のプレッシャー、人間関係、子供の心配、介護の不安など、たくさんのストレスに囲まれている私たち。
ストレスをうけると、交感神経が優位になります。
すると、筋肉はかたく緊張して、血液の流れが悪くなって、体温がまんべんなく行き渡らなくなります。
その結果、ある部分は熱が集中してほてるのにある部分は熱が届かずに冷える、といった状態になるのです。
適度なストレスであれば、顔のほてりや手足の冷えを感じることもないでしょう。
しかしストレスの多い毎日が続くと交感神経ばかりがはたらいてしまい、慢性的に血流が悪くなって頻繁に顔のほてりを感じるようになるのです。
では具体的にどのような症状があらわれるのかについてお伝えします。
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顔のほてりの症状とは?
具体的にどんな症状があわられるかというと……
- 体は冷えているのに顔だけがほてる
- 手足がキンキンに冷たいのに顔だけがほてる
- 顔のほてりはあるものの目や口のまわりが青ざめて冷えている
- 暑くないのに顔だけが赤くぽっぽする
なかでも、
- 顔のほてりと紅潮もあるのに目や口のまわりは青ざめて冷えている
- 顔のほてりと同時に体や手足の冷えも感じる(冷えのぼせ)
というのが自律神経の乱れが原因で起こる顔のほてりの特徴です。
顔のほてりと似ていますが、のぼせる症状についてはこちらでくわしく紹介しています。
のぼせる原因は自律神経の乱れ!?症状の特徴と6つの対処法とは?
また顔がほてって汗が止まらないケースもあります。
汗が止まらない原因についてはこちらでくわしく紹介しています。
汗が止まらない原因は自律神経!?その特徴と4つの対処法とは?
血流が良いから顔がほてるのではない
「血流が良いから顔がほてるのかしら?」と思いがち。でも実際はその逆で「血流が悪いから顔がほてる」 というケースが多いのです。
血流が良ければ全身にまんべんなく血液が送られるので、ほてりも冷えも起こりません。筋肉がかたくなって血流が悪くなっているから、冷えもあればほてりもある、という状態が起こるのですね。
では次にふだんの生活でできる3つの対処法についてお伝えします。
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顔のほてりの3つの対処法とは?
くりかえしお伝えしていますが、自律神経の乱れからくる顔のほてりの原因はストレスで筋肉が固くなって血流がかたよっていること。
ストレスを減らすことが一番ですが、なかなかできることではありません。
そこで大切なのは、固くなった筋肉をほぐして流れを良くしてあげること。
筋肉がほぐれれば体温(熱)は均等に行きわたるので、顔のほてりや手足の冷えもやわらいでくるでしょう。
では、ふだんの生活で効果的に体をほぐす方法を3つ紹介します。
1.お風呂でゆったり
お風呂で温まるとほてりが強くなるような気がしますよね。でもそれは一時的なもの。大切なのは「ほぐすこと」です。
起きている時間のなかでもっとも体がほぐれる時間のひとつがお風呂。湯船につかれば副交感神経に切りかわって、筋肉がほぐれて血行が良くなります。
湯船につかるのとシャワーで済ますのとでは体の回復は大違い。
湯船につかれば副交感神経になって体がほぐれて回復が進みます。でも湯船につからずにシャワーだけで済ますと体は活動モードの交感神経に。まったくの逆効果になってしまいます。
湯船にゆったりとつかって、ふくらはぎ、太もも、股関節、腕などをもみほぐして、血行をよくしてあげましょう。
副交感神経を優位にするお風呂の入り方についてはこちらでくわしく紹介しています。
副交感神経を優位にするお風呂の入り方とは?湯温、湯船につかる時間など
2.散歩やウォーキング
かたまった筋肉をほぐすには軽い運動もとても効果的。散歩やウォーキングなどできるところから始めてみましょう。
ふくらはぎはポンプのはたらき。散歩やウォーキングをすればポンプのはたらきは高まって、下半身から上半身へと流れていきます。
「運動しなきゃ」と身構えなくても大丈夫。バスに乗るかわりに駅まで歩く、エスカレーターのかわりに階段を使う、といった工夫から始めるのもおすすめです。
散歩が自律神経を整える効果についてくわしくはこちらをお読みください。
散歩は自律神経を整える!いつが効果的?散歩のしかたは?
自律神経を整えるウォーキングについてはこちらでくわしく紹介しています。
自律神経を整えるウォーキングのしかたとは?いつがいい?何分くらい?
3.マッサージ&ストレッチ
顔のほてりの原因である固くなった筋肉をマッサージでほぐすのは、直接的で効果が高い方法。
顔のほてりの原因は「顔」ではないでしょうから、全身の筋肉をほぐすのはとてもおすすめです。
これは 体がほぐれて副交感神経に切りかわった証拠。顔のほてりに限らず、体の回復がぐんぐん進んでいく状態です。
とはいえ毎日マッサージに通うのは無理ですからふだんの生活の中でこまめに体をほぐしましょう。
デスクワークの方などは「動かないことが疲労や不調の原因」だったりします。
エコノミー症候群の予防が「体を動かすこと」「歩くこと」などのように、体を動かすことはほぐすことにもつながります。
実際にもみほぐすのもいいですが、座って仕事しながらかかとやつまさきを上げ下げしたり、1時間に1回はちょこっと歩いたり(トイレに行く、お茶を取りに行く)。
固くなった体をこまめにほぐすよう心がけましょう。
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※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレッチング」、「ウォーキング」、「ストレス」、「快眠と生活習慣」
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