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息切れの原因は自律神経!?その特徴とすぐできる解消法をご紹介!
息切れは自律神経の乱れからくる症状のひとつです。
運動をしたり、階段を急いで駆け上がったりした時に息切れをするのはいたって普通のこと。
でも、ちょっと歩いただけで息切れがする、すこし階段を上っただけで息切れがする、というのなら注意が必要です。
息切れにもいろいろな原因があります。
ここでは、自律神経の乱れが原因の息切れはどんな症状なの? なぜ息切れが起こるの? ふだんの生活のなかでできる対処法は? についてわかりやすくお伝えします。
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【目次】
自律神経からくる息切れの症状とは?
- 立っているだけなのに息切れがする
- 座っているだけなのに肩で息をしなければならないほど息が切れる
- 呼吸するときにいつもと違う違和感がある
- 呼吸をすること自体が困難である
これが自律神経からくる息切れの症状。心臓のはたらきが低下している場合などにも起こる症状です。
ちなみに自律神経の乱れからくる息切れを感じている人は、息切れのほかにも動悸、胸痛、胸の圧迫感などの症状を感じる人も多いようです。
自律神経からくる胸痛についてはこちらでくわしく紹介しています。
胸痛はストレスによる自律神経の乱れが原因?その症状の特徴と解消法
自律神経からくる動悸についてはこちらをご覧ください。
動悸、息切れの原因は自律神経?その対処法とは?
運転中のめまいや動悸の原因や対象についてはこちらでくわしく紹介しています。
運転中のめまいや動悸も自律神経の乱れ!?4つの対処法を紹介!
自律神経の乱れから息切れが起こるのはなぜ?
自律神経の乱れが原因の息切れは交感神経が緊張して脈拍が速まっていることがおもな原因です。
ストレスを受けると交感神経が緊張して、全身の筋肉がかたくなります。筋肉がギューッとかたくなれば、その中を通る血管もギューッと縮みます。ホースを手でギュッと握ったような状態ですね。
細くなって流れにくくなった血管に血液を流すには、ポンプの役割である心臓は「よいしょっ!よいしょっ!」っと必死になって動かないといけません。
その「よいしょっ!よいしょっ!」というのが、息切れであり動悸の状態でもあるのです。
交感神経ばかり緊張してしまった状態が息切れの原因。そこで息切れの対処法について紹介していきます。
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ふだんの生活でできる対処法とは?
自律神経の乱れからくる息切れの対処法として、ふだんの生活のなかでできる方法をご紹介します。
- ストレスを減らす
- 副交感神経をはたらかせる
ではこの2つの息切れ対処法についてくわしくお伝えします。
1)体のストレスを減らす
自律神経の乱れからくる息切れのおおもとの原因はストレス。とはいっても人間関係のストレスや家庭での心配ごとといった「精神的なストレス」をすぐに減らすのは難しいですよね?
でも体のストレスを減らす工夫はすぐに始められるのではないでしょうか。
たとえば……
- 朝起きたら太陽の光をあびる(体内時計が整います)
- 食事の時間をなるべくそろえる(体内時計が整います)
- ビタミンB群の多い食べ物をとる(疲労回復が進みます)
- 散歩やジョギングなどで幸せホルモン「セロトニン」を分泌
- 寝る前1時間はスマホやテレビを見ない(副交感神経に切りかわります)
- 寝る前は間接照明とハーブティーでリラックス(寝つきが良くなります)
- なるべく睡眠時間を確保する
といったことで体のストレスを減らしていきましょう。
体内時計を整える方法はこちらをご覧ください。
体内時計を整える3つの方法とは?
姉妹サイトですがビタミンB群の多い食べ物についてこちらでくわしく紹介しています。
ビタミンBの多い食べ物とは?その効果的な食べ方について
2)副交感神経をはたらかせる
息切れは交感神経ばかりはたらくことが原因。交感神経をおさえて副交感神経がはたらかせることは息切れの解消にとても効果的です。
そこでまずおすすめなのが「深呼吸」。息切れがすると感じたら、
- まず気持ちをリラックスさせる
- 口から細くゆっくりと息を吐く
- 鼻からゆっくりと深く息を吸う
- この深呼吸を何回かくり返す
※参考サイト:NHK健康チャンネル「1分でできる腹式呼吸」
息を吐くと副交感神経がはたらきます。「ゆっくりと息を吐く」ことをくり返すだけで緊張した体がほどけていって、息切れも動悸もおさまってきます。
8秒かけて口から息を吐いて、4秒かけて鼻から息を吸う、というように息を細くゆっくり吐くことに気をつけて深呼吸をしてみましょう。
自律神経を整える呼吸法はこちらでくわしく紹介しています。
自律神経を整える呼吸法-かんたんなやり方とは?
息切れがする人はふだん猫背気味になっていることが多いもの。背すじを伸ばすように心がけましょう。
深呼吸をする前に肩を上げ下げすると、むだな力も抜けて肺もふくらみやすくなって、より深い呼吸がしやすくなります。息切れを感じなくてもこまめに深呼吸を取り入れたいですね。
深呼吸のほかにも、副交感神経をはたらかせる方法いろいろ
- シャワーではなく湯船につかる
- 玄米・きのこ類・海藻など食物繊維の多い食べ物をとるようにする
- お酢などの酸っぱい物やからい物を食べる
- ストレッチして固まった筋肉をほぐす
- 自分で肩や腕や太ももやふくらはぎなどをもみほぐす
ふだんの生活のなかでぜひ取り入れてみてくださいね。
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この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「体内時計」、「ストレスと食生活」、NHK健康チャンネル「食物繊維のスーパーパワー」
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