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ふらつきの原因は自律神経!?その原因と5つの解消法とは?
ふらつきやめまいを感じることはありませんか?
急に立ち上がったり湯船からあがった時に、一瞬クラッとめまいがしたり体がふらつく、というのは珍しいことではありません。
でもふらつきが頻繁に起こったり、歩いていても体がフワフワするような感覚があるのなら、自律神経の乱れが原因で起こるふらつきかもしれません。
そこで、ふらつきの症状、原因、解消法などについてお伝えします。
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【目次】
自律神経からくるふらつきの症状とは?
自律神経の乱れが原因で起こる「ふらつき」の場合、次のような症状が特徴的です。
ふらつきの症状
- 立ち上がった瞬間に気が遠くなる感じがする
- 急に体の姿勢を変えた時にふらつく
- 歩いていてもフワフワと感じる
- 立っているだけなのにフワフワと感じる
- めまいがするほどのふらつき
- 耳鳴りや頭痛が同時に起こる
ふらつきを感じるものの、病院で検査をしても体には異常が見つからないのも、自律神経が原因で起こるふらつきの特徴です。
ちなみに、ふらつきを伴うめまいには「浮動性めまい」というものがあります。
この浮動性めまいについてはこちらでくわしく紹介しています。
浮動性めまいの原因は自律神経!?症状、原因、4つの解消法とは?
では次に「このようなふらつきが起こる原因はなにか?」についてくわしくお伝えします。
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自律神経からくるふらつきの原因とは?
ふらつきの原因はいろいろあります。しかし最近では自律神経の乱れが原因で起こるふらつきが増えているのではないでしょうか。
自律神経とは交感神経(活動・ストレス)と副交感神経(体の回復・リラックス)という、正反対のはたらきをする2つから成り立っています。
この2つがバランスよくはたらくことで、スムーズに活動することができたり、健康状態を維持することができるのです。
しかし……
職場での人間関係、仕事のプレッシャー、ママ友との人間関係、子供の心配、夫婦間のいざこざ、経済的な不安、といった精神的なストレス。
さらには、長距離通勤、残業の毎日、育児の疲れ、運動不足、睡眠不足、といった肉体的なストレス。
たくさんのストレスにかこまれて交感神経ばかりがはたらいてしまうのが、不調を感じている現代人の特徴なのです。
※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレス」
ふらつきの原因も同じ。
具体的には、ストレスの多い毎日を送っているために慢性的に交感神経が優位になって、全身の筋肉が緊張して血行が悪くなっていることが原因です。
酸素を運んでいるのは血液。ですので、血行が悪くなれば酸素は十分に行きわたらなくなります。それが「ふらつき」という症状となってあらわれるのでしょう。
ふらつきやめまいだけに限ったことではありません。
疲れがとれない、体が重たい、耳鳴り、ぐっすり眠れないなど、私たち現代人の不調の多くはストレスによる筋肉の緊張が原因となってあらわれています。
逆に、筋肉の緊張をほぐしてあげれば、さまざまな不調もやわらいでくるでしょう。
そこで自律神経の乱れからくるふらつきを解消するために普段の生活でできる方法についてお伝えします。
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5つの解消法について
自律神経の乱れが原因で起こるふらつき。解消するためのポイントはこの3つ。
- ストレスを減らすこと(解消・発散すること)
- 交感神経をしずめて副交感神経をはたらかせること
- かたく緊張した筋肉をほぐして流れをよくすること
ストレスを受けないのは難しいので、発散する方法を取り入れましょう。音楽を聴く、アロマでリラックス、友達とおしゃべり、などなど。
リラックスして楽しめる時間が増えてストレスが発散できれば、自律神経も整いやすくなって、ふらつきの解消にもつながるでしょう。
そして、副交感神経をはたらかせること、固くなっている筋肉をほぐすこともふらつきの解消にはとても大切。
そこで普段の生活でできる5つの方法をご紹介します。
1.湯船にゆったりとつかる
忙しいから、暑いから、と湯船につからずにシャワーで済ますのはNG。湯船につかれば副交感神経に切りかわりますが、シャワーは交感神経を優位にしてしまいます。
起きている時間の中で、もっとも副交感神経がはたらくのが湯船につかっている時間。そんな絶好のチャンスをのがしていては、ふらつきの解消は望めません。
湯船の温度は体温プラス4度が目安。あなたが「気持ちいい」と感じる温度が一番です。のぼせるまで長湯するのも逆効果。湯船につかる時間も「気持ちいい」と感じる程度が一番です。
副交感神経を優位にするお風呂の入り方についてはこちらでくわしく紹介しています。
副交感神経を優位にするお風呂の入り方とは?湯温、湯船につかる時間など
2.食べ物で副交感神経に
食べ物のなかにも、副交感神経をはたらかせてくれるものがあります。ふらつきの解消に役立ててください。
- 食物繊維の多いもの:きのこ類、海藻、野菜、納豆、玄米、枝豆、おから、バナナ、キウイなど
- 酸っぱいもの:酢の物、お酢を使ったドリンク、レモンなど
- からいもの:キムチ、七味唐辛子、梅干しなど
姉妹サイトですが自律神経を整える食べ物をくわしく紹介しています。
自律神経を整える10の食べ物とは?この食事でしっかり改善!
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3.軽い運動
筋肉がかたくなっているのは、体を酷使していることが原因ではなくストレスが原因。
適度に体を動かせば筋肉もほぐれて血行がよくなります。運動で体が温まることも血行をよくしてくれるので、ふらつきの解消にも大いに期待ができます。
散歩、ウォーキング、ジョギング、水泳などがおすすめ。自分のペースでできる有酸素運動ですね。
「サクサク歩く」、「タッタッと走る」といった反復運動は、「セロトニン」と呼ばれる幸せホルモンが分泌されるので、気分まで気持ちよくなってきます。
自律神経を整える運動についてはこちらでくわしく紹介しています。
自律神経を整える運動とは?すぐ始められる手軽な方法をご紹介!
4.ストレッチ
※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレッチングの効果」、「厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレッチングの実際」
ふだん使っていない筋肉って、実はたくさんあります。デスクワークの人はなおさら。使っていない筋肉ほどかたまりやすくなるものです。
本格的なストレッチとまでいかなくても、仕事や家事の合い間に体を伸ばしたり、肩や首を回したり。前屈したり太ももの筋肉を伸ばすのもいいですね。深呼吸しながらおこなえば、ほぐす効果は高まります。
本格的にやろうと思っても意外と続かないもの。手軽なストレッチをこまめにおこなう方が、体もほぐれてふらつきの解消にもつながるでしょう。
こちらも姉妹サイトですが効果的な4つのストレッチを紹介しています。
自律神経を整える4つの簡単ストレッチ!やり方、タイミングは?
5.体をほぐす
自律神経からくるふらつきの原因は、ストレスで筋肉が固くなって血行が悪くなっていること。
かたい筋肉をもみほぐして血行をよくすることは、ふらつきの解消にダイレクトにつながります。
とはいえ、マッサージや整体に毎日通うわけにはいきません。そこで……
自分でこまめに体をほぐそう
ふだんの生活の中で自分でこまめに体をほぐすのが一番です。
41度くらいの湯船にゆったりとつかる。お風呂あがりや寝る前にストレッチをする。
家事や仕事の合い間に首・肩・腕をまわす。自分で体をもみほぐす。散歩などの軽い運動もいいですね。
ほかにも自分でしっかりとほぐす方法があります。自宅で簡単。時間もかけずにできるので試してみてください。
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この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
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