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自律神経失調症の原因とは? 意外なストレスや対策について

ストレスを感じる女性

自律神経失調症に限らず、自律神経の乱れが原因の不調に悩む人が増えているのではないでしょうか?

そんな自律神経失調症の原因とは? そもそも自律神経とは? 改善するために普段の生活でできる方法とは? についてわかりやすくお伝えします。

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【目次】

そもそも自律神経とは?

自律神経とはいったい何なのか、ご存じですか?

右手をあげる、首をかしげる、左足を一歩前に出す、5秒間息をとめる……。できますよね?

では、

食べ物の消化を5秒間ストップする、右手の血管を広げる、悪いものをろ過して尿を作る、今日の疲れを回復する、すり傷を治す……。できますか?

意識してもできないことが自律神経の役割

私たちが生きていくうえで「意識してできること」と「意識してもできないこと」があります。

さきほどの例でいう「食べ物の消化をストップする」「疲れを回復する」といった意識してもできないことをやってくれるのが「自律神経」なのです。

自律神経のはたらきについてくわしくはこちらをお読みください。
自律神経とは?そのはたらきや自律神経が乱れる原因とは?

交感神経と副交感神経の2つからなる

自律神経のバランス

自律神経はこのイラストのように、正反対のはたらきをする2つの神経からなりたっています。

日中は仕事や勉強や家事やスポーツなどいろんな活動をスムーズにおこなえるように、交感神経がメインにはたらきます。

そして夜は昼間の疲れやダメージを回復して翌朝には元気な体に戻すように、副交感神経がメインにはたらきます。

こうして、正反対のはたらきをする2つの神経がバランスよくはたらくことで、私たちの活動と健康を守っているのが「自律神経」なのです。

交感神経と副交感神経についてはこちらでくわしく紹介しています。
交感神経と副交感神経のしくみとはたらき-バランスが乱れる原因は?

では、自律神経失調症の原因とはいったい何なのでしょう?

自律神経失調症の原因とは?

自律神経失調症の原因は交感神経が優位の生活

交感神経と副交感神経という2つの神経がバランスよくはたらいている時はよいのですが……

ストレスの多い現代社会。

  • 職場やママ友との人間関係、仕事のプレッシャー、非正規雇用という不安、長時間の通勤、家族との関係などの精神的なストレス
  • 多忙な仕事、過労、睡眠不足、運動不足、不規則な食生活、などの体のストレス
  • 猛暑、クーラーでの冷え、花粉、PM2.5などの環境によるストレス

このような精神的・身体的・環境的なストレスが多い生活が自律神経失調症のおもな原因のひとつとなっているのです。

ストレスの具体的な原因についてはこちらでくわしく紹介しています。
ストレスとは?心と体のストレスとその具体的な原因とは?

ストレスが交感神経を優位に

ストレスは生きていくうえで必要なもの。問題なのはストレスが多い毎日を送っていることです。

こんな経験、ありませんか?

  • 苦手なママ友と1日じゅう一緒にいてぐったり疲れた
  • 憂うつな営業会議がやっと夕方に終わった頃には体がガチガチ

ストレスは交感神経を優位にします。これが1日だけならいいですが、毎日がこの状態だったらどうでしょう。毎日が憂うつで緊張で、食欲もなく疲れもとれず、夜もぐっすり眠れず、休日も休んだ気がしない。

これで健康でいられるはずがありません。

交感神経と副交感神経は、足して100

交感神経と副交感神経は、同時にフル稼働はできません。

交感神経が80なら副交感神経は20、交感神経が30なら副交感神経は70、といったイメージです。

ここでストレスが続くと、交感神経が優位な状態がずっと続いてしまって、副交感神経が十分にはたらけません。回復・代謝・睡眠・リラックスをになう副交感神経がはたらけなければ……

  • 疲れがとれない、疲れがたまる
  • いつも体が重たい
  • 体調不良がよくならない
  • 気分がリラックスできない
  • ぐっすり眠れない

休みなく走り続けている状態。気持ちが緊張してはりつめている状態。これでは体や心に不調があわられてもおかしくありませんよね?

このようにストレスの多い毎日で 交感神経ばかりがはたらいてしまって、体の回復が追いつかなくなることが、自律神経失調症をはじめとしたさまざまな不調の大きな原因なのです。

自律神経失調症の原因についてはこちらでくわしく紹介しています。
自律神経失調症の原因とは? 意外なストレスや対策について

でもなかには「あまりストレスを感じてないのに体の不調が……」という方も。意識していないものがストレスになっている可能性があります。

そこで次は ストレスの原因にはどんなものがあるのか? について具体例をお伝えします。

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ストレスの原因にはどんなものがある?

仕事もやりがいがあって楽しいし、家庭もうまくいっている。ストレスなんてあまり感じない。

そんな人でも自律神経失調症になることがあります。それは「ストレスにはいろいろな原因があるから」ではないでしょうか。

ストレスといえば、イヤなこと、きらいなこと、苦手なこと、による精神的なストレスをまず思い浮かべますが、先ほどお伝えしたとおり、運動不足や過労もストレス、猛暑もクーラーきき過ぎのオフィスもストレスです。

だから、仕事が楽しくて頑張りすぎることも自律神経失調症の原因のひとつになりうるんですね。

体のストレス

運動不足、はげしい運動、食べすぎ、偏食、栄養不足、食品添加物、睡眠不足、不規則な生活、夜ふかし、妊娠による身体的変化、思春期の体の変化、月経、閉経、更年期病気、けが、持病、長距離通勤、過労、夜勤、お酒、たばこ、スマホ、パソコン、テレビ、ゲーム

精神的なストレス

入学、転校、クラス替え、成績不振、いじめ、友達関係、就職、転勤、単身赴任、昇進、左遷、転職、失業、ノルマ、プレッシャー、非正規雇用の不安、職場での人間関係、結婚、離婚、引越、育児、ママ友との関係、子供の反抗期、子供の独立、親との同居、上司、部下、嫁姑

環境的なストレス

猛暑、極寒、騒音、空気汚染、PM2.5、花粉、ウイルス、洗剤などの合成界面活性剤、社会への不満や怒り

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ストレスの原因を具体的にご紹介しました。

もちろん「自律神経失調症の原因は花粉です」、「洗剤の合成界面活性剤が原因です」とは言いません。

ただ、いろいろなストレスが積もり積もってその人の許容範囲を超えてしまうと、体や心に不調をきたしてしまいます。

あなたにとってどんなストレスが大きいのか振り返ってみるとともに、ストレスをためないように心がけましょう。

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疲れがとれない、体が重たい、いまひとつ調子が……というあなた、体が固くなっていませんか?

不調を解消するには体をほぐすことが大切!そこですばやく簡単にゆるめる方法をご紹介します。
ゆるめて軽い体になる方法とは? >>

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執筆者
この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊

1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら

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