HOME > 自律神経失調症の症状 > 手のしびれ

手のしびれの原因は自律神経?12の原因とその症状とは

手のしびれ

手や足のしびれを感じている人は少なくありません。

正座をした時のようなしびれを感じる、手足の感覚が鈍い、力が入らないなど症状もいろいろ。これは、さまざまなものが原因となって手のしびれが起こるからです。

手のしびれには、ストレスからくる自律神経の乱れに原因がある場合、脳や脊髄に原因がある場合、頸椎(首)に原因がある場合、腰椎(腰)に原因がある場合、末梢神経に原因がある場合、などいろいろなケースがあります。

医師の診断によって原因を特定することはもちろんですが「どこにどんなしびれの症状があらわれるか」がひとつの目安となれば幸いです。

そこで、自律神経が原因となる手のしびれとは? 解消するためにできることとは? そのほか手のしびれの原因となる11の病気とは? についてわかりやすくお伝えします。

スポンサーリンク

【目次】

手のしびれの5つの原因とは?
(安静時にはしびれが軽くなるもの)

手のしびれの6つの原因とは?
(安静時でもしびれが出るもの)

自律神経の乱れが原因で起こる手のしびれ

自律神経からくる手のしびれの5つの解消法

手のしびれの5つの原因とは?(安静時にはしびれが軽くなるもの)

まずは安静にしていると手のしびれが軽くなるケースです。

体を動かしていない時は気にならないのに、手や腕をよく動かした時や首や腰を曲げたりそらしたりするとしびれを感じる。

こんな時はおもに次の5つの原因が考えられます。

1.頚椎症(けいついしょう)

頚椎症はケガや加齢などが原因でおこるもの。頚椎(けいつい=首の骨)の異常などで、神経や脊髄(せきずい)を圧迫してしまう病気です。40代を超えたあたりから増えてきます。

頚椎症(けいついしょう)の症状

  • 首コリや肩コリ
  • 首を前に倒したり後ろにそらした時の肩や背中などの痛み
  • 手の指の感覚がにぶくなる、手のしびれ
  • 手の指が冷たく感じる、こわばる
  • 上半身の痛み

どの指に違和感があるかによって、頚椎(けいつい)のどの部分が原因となっているかを調べることができます。

▲ このページの目次へ

2.手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)

「手根管」とは手のひらと手首の境目あたりにあるもので、骨と靭帯(じんたい)とで作られるトンネルのこと。このトンネルの中を神経などが通っています。

手根管症候群も手のしびれがあらわれます。

「手根管」と呼ばれるトンネルが狭くなることで、その中を通っている神経が圧迫されるもの。突発的になることが多く、はっきりとした原因は不明です。妊娠・出産期・更年期の女性に多いのが特徴です。

仕事やスポーツで手を使いすぎた場合、骨折などのケガ、人工透析、手首の炎症やしこりなども、手根管症候群の原因となります。

手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)の症状

  • 人差し指と中指のしびれや痛み
  • 次に、薬指の内側半分(中指側の半分)と親指にもしびれや痛み
  • 小指はしびれない
  • 手のひらはしびれても手の甲はしびれない
  • なりはじめの頃は、夜中や朝目覚めたときに手のしびれや痛みが強くあらわれる
  • 手を振ったり指の曲げ伸ばしをすると痛みがラクになる
  • 症状が進むとこわばり感も出てきて、細かいものをつかむことができなくなる

スポンサーリンク

3.胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)

なで肩の女性、20歳前後の女性に比較的多いのが胸郭出口症候群。

鎖骨のあたりには、首から腕と通って手の指へ向かう神経や血管が通っています。その神経と血管が圧迫されて、手のしびれ、上半身のしびれ、痛み、筋力の低下などが起こる病気が胸郭出口症候群です。

胸郭出口症候群の原因はさまざま。

生まれつき頚肋(けいろく=首に肋骨(ろっこつ)のような骨がある)の場合、生まれつき鎖骨と肋骨の間がせまい場合、交通事故などの影響、スポーツ、事務仕事などが原因と考えられています。

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)の症状

  • ひどい肩こり
  • 手のしびれ、指のしいれ、腕のしびれ、鈍い痛み
  • 首や肩のまわりの痛み
  • 上半身のしびれ
  • 握力が弱くなる
  • 細かい作業ができなくなる

首を後ろへそらしたり横に倒したりしたときに、手の指が青紫色になったり腕の血色が悪くなる場合は、胸郭出口症候群の可能性が高いでしょう。

▲ このページの目次へ

4.頚椎椎間板ヘルニア(けいついついかんばんへるにあ)

頚椎(けいつい)とは首の骨のこと。7つの骨が積み重なってできています。椎間板(ついかんばん)とは、その骨と骨のあいだのクッションになっているもののこと。

頚椎椎間板ヘルニアというのは、頚椎の椎間板(=首の骨と骨の間にあるクッション)がいたんで、飛び出してしまって、神経を圧迫している状態です。

原因は、加齢、悪い姿勢による体への負担、デスクワークなどによる首への負担、スポーツなどで後ろを振り返る動作をくり返すこと、重労働による首への負担、事故などのケガなど。

頚椎椎間板ヘルニア(けいついついかんばんへるにあ)の症状

  • 首こり
  • 肩こり
  • 背中が痛い
  • 手のしびれ
  • 腕のむくみ
  • 握力が弱くなる
  • 頭痛
  • 吐き気
  • めまい、ふらつき
  • 耳鳴り
  • 目の疲れ
  • 足がつっぱる
  • 歩行障害
  • 尿失禁

頚椎椎間板ヘルニアは悪化するにしたがって……

首や肩のまわりの症状
→ 手のしびれや腕の症状
→ 頭や顔の症状(頭痛・めまい・耳鳴り・ふらつきなど)
→ 下半身の症状(歩行障害・尿失禁)

というかたちで症状が進んでいきます。

スポンサーリンク

▲ このページの目次へ

5.後縦靭帯骨化症(こうじゅうじんたいこつかしょう)

頚椎(けいつい:首の骨)は7つの骨が積み重なってできています。この7つの骨は靭帯(じんたい)によってつながっています。

後縦靭帯骨化症(こうじゅうじんたいこつかしょう)は、この靭帯がとても厚くなって、骨のように固くなって、神経や脊髄(せきずい)を圧迫してしまう病気です。

  • 首の骨の後ろの靭帯の場合=
    頚椎(けいつい)後縦靭帯骨化症
  • 胸(背中)の場合=
    胸椎(きょうつい)後縦靭帯骨化症
  • 腰の場合=
    腰椎(ようつい)後縦靭帯骨化症

なぜか日本人に多く発症する病気。日本人の3%が後縦靭帯骨化症にかかっているとも言われていて、女性よりも男性に多く、50代以降で発症する傾向があります。国の難病指定されているので、治療費の助成がうけられます。

原因は不明。肥満体型の人、糖尿病の人に起こりやすい傾向があります。また兄弟が後縦靭帯骨化症にかかっている人のうち、30%が発症していることからも、遺伝の傾向も考えられています。

後縦靭帯骨化症(こうじゅうじんたいこつかしょう)の症状

  • 首のしびれや痛み
  • 背中のしびれや痛み
  • 手のしびれ
  • 手先の細かい動作がしにくい(箸を使う、洋服のボタンをとめる、本をめくるなど)
  • 足のしびれ
  • 歩行障害
  • 頻尿、尿が出にくい

ただ強い症状が出る人は比較的少ないですし、まったく症状を感じない人もいます。発症しても必ず症状が進行するものでもないので、軽い症状のままの人もいます。

とはいえ早く進行するケースもありますので、医師の指導のもと経過観察など注意しましょう。

スポンサーリンク

▲ このページの目次へ

手のしびれの6つの原因とは?(安静時でもしびれが出るもの)

次に、安静にしていてもかわらず手のしびれなどの症状が出るケースです。

1.脊髄腫瘍(せきずいしゅよう)

脊髄とは背骨の中にある中枢神経のこと。

脊髄腫瘍は、脊髄の中に腫瘍ができるものや、脊髄の外に腫瘍ができるものがあります。腫瘍も、良性のものもあれば悪性のものもあります。

腫瘍はゆっくりと大きくなるので、発見された時にはすでに大きくなっている傾向があります。

脊髄腫瘍(せきずいしゅよう)の症状

  • 部分的なにぶい痛み(背中や腰など)
  • 安静にしていても寝ていてもにぶい痛みがある
  • 運動障害(筋力の低下)
  • 手や足の感覚がにぶくなる
  • 手のしびれ、麻痺(まひ)
  • 足のしびれ、麻痺(まひ)
  • 尿がしにくい、頻尿、失禁、便秘

▲ このページの目次へ

2.脊髄空洞症(せきずいくうどうしょう)

脊髄空洞症とは、脊髄の中に脳脊髄液がたまった大きな空洞ができて、脊髄を圧迫する病気。神経に圧力がかかるので、手足に感覚異常、麻痺(まひ)、痛みなどがあらわれます。

20代や30代をメインに、いろいろな年齢層に男女ともに起こります。

脊髄空洞症(せきずいくうどうしょう)の症状

  • 手のしびれ、手の痛み、感覚がにぶくなる
  • 上半身の痛み、しびれ、感覚がにぶくなる
  • 手や腕の筋力が低下する
  • 尿がしにくい、頻尿、失禁、便秘
  • 歩行障害
  • 温度や痛みの感覚がなくなる(腕をつかまれた感覚はあるが痛くはない、腕に鍋があたった感覚はあるが熱くなはい)
  • 顔の感覚障害
  • 嚥下(えんげ)障害(食べ物を飲み込みにくくなる)

スポンサーリンク

▲ このページの目次へ

3.ギランバレー症候群

ギランバレー症候群とは、中枢神経ではなく末梢神経に異常があらわれるもの。自己免疫疾患(間違って自分の細胞を攻撃してしまう病気)と考えられています。

ギランバレー症候群を発症する1週間から3週間前に、発熱、咳、のどの痛み、下痢などの感染症を起こしているケースが多いのも特徴。発症してから2週間から4週間あたりが症状が一番重く、その後、徐々に改善へと向かいます。3ヶ月から半年で治るようです。

ギランバレー症候群の症状

  • 急に手や足にチカラが入らなくなる
  • 両手両足が動かなくなる
  • 食べ物を飲み込みにくい、しゃべりにくい、呂律(ろれつ)がまわらない
  • 顔の筋肉にチカラが入らない、麻痺(まひ)する
  • 呼吸がしづらくなって息苦しくなる
  • 手のしびれ、足のしびれ
  • ひどいと動けなくなって寝たきりになる

▲ このページの目次へ

4.多発性硬化症

多発性硬化症とは、中枢神経(脳、脊髄、視神経など)に起こる病気。神経を覆っているカバーのようなものが壊れたり炎症を起こしたりして、硬い病巣ができる難病です。

昨日まで健康だった人が突然発症します。症状があらわれては消えて、またあらわれては消えてを繰り返すのが特徴。20代や30代に起こりやすい病気で、女性よりも男性のほうがなりやすい傾向があります。

多発性硬化症の症状

  • 手のしびれ、足のしびれ、痛み
  • 手や足にチカラが入らない、ふらつく
  • ヒリヒリするような異常な感覚がある
  • ものが2重に見える
  • 視力が低下する
  • ろれつが回らなくなる
  • 痛み、熱い、冷たい、を感じなくなる
  • 痛み、熱い、冷たい、を過敏に感じるようになる
  • 疲れやすい
  • 体が温まると症状が出たりひどくなる(運動、お風呂など)
  • 尿が出にくい、尿モレをする
  • 便秘が続く
  • 物忘れが多くなる
  • 理解力が低下する

症状は人それぞれ。どの部分の神経が壊されているかによっても症状は変わってきます。

スポンサーリンク

▲ このページの目次へ

5.糖尿病

糖尿病は広く知られています。膵臓(すいぞう)のはたらきが弱まって、血糖値が高くなっている状態ですね。

糖質(炭水化物)は消化されてブドウ糖になり、血液によって全身に運ばれて、私たちのおもなエネルギー源となっています。

血糖値とは血液中のブドウ糖の量のこと。食事や運動などで血糖値は変化しますが、急に上がったり下がったりしないようにホルモンバランスによって調整されています。

血液中のブドウ糖をエネルギーに変えるはたらきをするのは、ただひとつ、インスリンのみ。膵臓(すいぞう)のはたらきが弱まってインスリンの分泌量が少なくなることで、血糖値がいつも高い状態なのが糖尿病です。

糖尿病の症状

  • 尿の回数や1回に出る量が多くなる
  • 異常にのどがかわく、よく水分をとるようになる
  • 体重が減る(食べているのに痩せていく)
  • 疲れやすい、体がだるい
  • 体がむくむ
  • 便秘や下痢が続く
  • 手先が冷える
  • 手のしびれ
  • 足先が冷える、しびれる、痛む、
  • 足がよくつる、けいれんする
  • 足の裏の感覚が鈍くなる

※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「糖尿病」

▲ このページの目次へ

6.脳卒中

脳卒中は、次の3つに分けられます。

  • 脳梗塞(脳の血管がつまる)
  • 脳出血(脳の細い血管が破れて出血する)
  • くも膜下出血(脳の血管のふくらみが破裂して、脳をおおう膜である「クモ膜」の下に出血がある)

脳卒中の7割が「脳梗塞」。1割強が「脳内出血」、約3%が「クモ膜下出血」、残りがそのほか、です。

脳卒中の症状

  • 頭痛
  • めまいが急におこる
  • 手のしびれ、足のしびれ
  • ろれつが回らない
  • 相手の言葉が理解できない
  • 物が2重に見える
  • 足元が急にふらつく、立てない、歩けない
  • まっすぐに歩けない、歩くのが困難
  • 直線が書けない
  • 箸がうまく使えなくなる
  • 顔の右半分か左半分が突然動かなくなる
  • 右の手足か左の手足が突然動かなくなる

なお、クモ膜下出血の場合は、バットで殴られたような激しい頭痛に突然襲われます。「最近ちょっと頭痛が続くなぁ」という状態ではありません。

次は 自律神経の乱れが原因の手のしびれ についてお伝えします。

自律神経の乱れが原因で起こる手のしびれ

自律神経の乱れが原因となって手のしびれが起こることがあります。

手のしびれの症状

手の肌の感覚がにぶくなって「直接触っている気がしない」と感じることがあります。血行不良によって起きるもので、正座でしびれたのに似た感覚です。

このような手のしびれは自律神経の乱れからくる症状の1つ。逆に、肌が敏感になりすぎて次のように感じることもあります。

  • どこを触ってもヒリヒリする
  • 腕から手にかけて、ビリビリと感じる痛みがある
  • 電気でしびれるような痛みがある

自律神経の乱れが原因で起こる手のしびれの場合は、ほかにも、偏頭痛微熱が続く・冷えなどその他の症状を感じる傾向にあります。

また、右手だけ、右足だけ、といった症状ではなく、両方の手や足にしびれを感じたり全身にしびれを感じるというのも、自律神経の乱れからくる手のしびれの特徴です。

その具体的な原因とは?

自律神経からくる手のしびれの原因は、血流の悪化による酸素不足です。

ストレスによって交感神経が優位になると筋肉がかたく緊張して流れが悪くなります。酸素を運ぶ血液の流れも悪くなるので、神経が酸素不足になって手のしびれが起こる のです。

手のしびれの原因は筋肉の緊張

この場合は、原因が「手」にあるわけではなく「ストレスからくる自律神経の乱れ」にあるので、解消するためには、自律神経を整えること(副交感神経を活性化すること)が大切。

そこで、副交感神経を活性化させて手のしびれをやわらげるために、今日からすぐできる5つの方法 をご紹介します。

▲ このページの目次へ

自律神経からくる手のしびれの5つの解消法

ストレスで交感神経ばかり活性化して、筋肉がかたく緊張して血流が悪くなることで酸素不足になる。これが自律神経からくる手のしびれの原因。

ではその手のしびれをやわらげるために、今日からすぐできる5つの方法をお伝えします。

  • かんたん呼吸法
  • お風呂の入り方
  • 効果的な運動(すぐできます!)
  • かんたんストレッチ
  • 体をほぐす

1.かんたん呼吸法

  • 息を吸う → 交感神経がはたらく
  • 息を吐く → 副交感神経がはたらく

温泉に入ったら「はぁ~っ」と声が出るのも、心配ごとが解決した瞬間に「はぁ~っ、よかったぁ~」と大きく息を吐くのも、リラックスや安心で副交感神経が優位になった証拠。

呼吸と自律神経は直結しているので、呼吸のしかたで副交感神経をはたらかせることができる のです。

かんたん呼吸法のやり方

(1)イスに深く座って背すじを伸ばし、まっすぐ前を向いて目を閉じる。

(2)まずは 口からゆっくりと息を吐く。ローソクの火を消すイメージで細く長く息を吐きましょう。

(3)次に 鼻からゆっくりと息を吸う。お腹がふくらみながら空気が入っていくイメージですね。

(4)息を吐くほうに時間をかけます。8秒かけて口から息を吐いて、4秒かけて鼻から息を吸うのが目安。何回かくりかえしましょう。

姉妹サイトですが呼吸法についてくわしく紹介しています。
自律神経を整えるかんたん呼吸法!いますぐ心と体をリラックス

2.お風呂の入り方

お風呂の時間は治療の時間。その効果を最大限高めるための4つのコツをお伝えします。

お風呂にはいる15分前にコップ1杯の水か白湯を

お風呂では300~500mlの汗をかくとも。入浴前の水分補給で、血液ドロドロにもならず、湯船にもゆったり入っていられます。

水を飲んで15分たつとサラサラ状態になると言われているので、お風呂の15分前にお水を飲みましょう。

お風呂に入るタイミング

夕食後1時間以上たっていて、 寝る時間より1時間半から2時間前 が効果的。

気持ちよい寝つきと深い眠りのためには、寝る60分前にお風呂から出るのがおすすめです。

お湯の温度

41度以下 のお湯が副交感神経を優位に。逆に 42度以上のお湯では交感神経が優位に。

すこしぬるめのお湯にゆったりつかって、副交感神経をはたらかせましょう。

湯船につかる時間

湯船につかる時間は 15分ほど

前半は肩までしっかりつかる全身浴。後半はお腹のあたりまでつかる半身浴。肩までの全身浴で15分間ずっとつかると逆に血行が悪くなることもあるのです。

お湯の量をやや少なめにはって、体勢を変えながら全身浴と半身浴をしましょう。

副交感神経を優位にするお風呂の入り方についてはこちらでくわしく紹介しています。
副交感神経を優位にするお風呂の入り方とは?湯温、湯船につかる時間など

3.効果的な運動(すぐできます!)

散歩、ウォーキング、ジョギングのように同じリズムを繰りかえす「リズム運動」は副交感神経をはたらかせるのに最適。筋肉もほぐれて血行も良くなります。

さらに もっと簡単にすぐ始められる方法 があります。それは いつもの移動を運動の時間に変えること。

駅までのバスやスーパーまでの自転車を徒歩に変える。エスカレーターを階段に変える。ちょっと遠くのショッピングセンターへ歩いていくなど、楽しみを見つけるのもおすすめです。

散歩が自律神経を整える効果はこちらをご覧ください。
散歩は自律神経を整える!いつが効果的?散歩のしかたは?

自律神経を整えるウォーキングについてはこちらでくわしく紹介しています。
自律神経を整えるウォーキングのしかたとは?いつがいい?何分くらい?

4.かんたんストレッチ

難しいストレッチではなく、ただ体をぐーっと伸ばすだけでも十分。ストレスで固くなった筋肉や関節が気持ちよくほぐれれば血行も良くなります。

ポイントは息を吐きながら伸ばすこと。

息を吐きながらグーッと伸ばして、息を吸いながら体を戻す。この点に気をつけてストレッチしましょう。

背伸びをしながら体を右へ左へと伸ばしたり、手首を反対側に伸ばしたり、股関節や太ももを伸ばしたり。思いつくまま体を伸ばしてあげてください。

※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレッチングの効果」、「ストレッチングの実際

姉妹サイトですが自律神経を整えるストレッチについてくわしく紹介しています。
自律神経を整える4つのストレッチとその効果とは?

5.体をほぐす

マッサージされる女性

体をほぐすことは、かなり直接的に副交感神経にはたらきかけるのではないか、と感じています。

マッサージで眠くなった経験ありませんか?

これは 全身の筋肉がほぐれることで副交感神経(回復モード)に切りかわって 眠たくなったのです。

体をほぐせば元気に

手のしびれだけでなく、肩こり、首こり、背中がガチガチ、足がむくむ、そして、いつも体が重たい、疲れがとれない、なんて感じていませんか?

それもきっと自律神経の乱れからくる不調。固くなった体をほぐして、副交感神経をしっかりはたらかせて、体の回復を促進しましょう。

マッサージや整体に通うのもいいですが、お風呂あがりに腕・太もも・ふくらはぎをもみほぐすなど、ストレスで固まった体をやわらげてあげましょう。

以上、手のしびれについて、自律神経の乱れが原因の場合、その他の11原因についてお伝えしました。

*-*-*-*-*

疲れがとれない、体が重たい、いまひとつ調子が……というあなた、体が固くなっていませんか?

不調を解消するには体をほぐすことが大切!そこですばやく簡単にゆるめる方法をご紹介します。
ゆるめて軽い体になる方法とは? >>

執筆者
この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊

1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で17年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら

*-*-*-*-*

スポンサーリンク

トップへ