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吐き気や嘔吐も自律神経が原因!?その場合の症状と2つの解消法
とても緊張している時や強いストレスを感じた時に、嘔吐までいかなくても胃が痛くなったり吐き気を感じた経験はありませんか?
吐き気や嘔吐も自律神経の乱れが原因であらわれるおもな症状のひとつです。
もちろん、過敏性腸症候群や逆流性食道炎などが原因で吐き気や嘔吐の症状が出ることもあります。
ただ、検査でも異常が見つからないようなら、自律神経の乱れが原因の吐き気や嘔吐かもしれません。
そこで、自律神経の乱れが原因であらわれる吐き気や嘔吐の場合は、具体的にどんな症状なの? 原因はなに? 2つの解消法とは? などについてわかりやすくご紹介します。
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【目次】
自律神経からくる吐き気や嘔吐の症状
自律神経からくる吐き気や嘔吐は、風邪など引いているわけではないのにひんぱんに嘔吐をしてしまったり、吐き気が消えないという症状です。
「ここ2、3日調子が悪くて吐き気や嘔吐が……」というのなら誰にでもあるでしょう。
食べすぎ飲みすぎでお腹をこわしたり、大事なプレゼンの前で極度に緊張していた、といったことが原因で嘔吐や吐き気を感じることも珍しくありません。体調が戻ったりプレゼンが終わればじきに症状もおさまります。
しかし自律神経の乱れからくる嘔吐や吐き気の場合は2~3日で消えるものではありません。
自律神経のバランスが整わないかぎりその症状があらわれやすいので「何ヶ月も続く」ということになることもあります。
症状のあらわれかた
吐き気の症状はどのようにあらわれてくるのでしょうか?
- 苦手な人といるとき(上司・得意先・ご近所さん・ママ友など)
- 会議やプレゼンの前
- 会社に向かっているとき(出勤途中)
- また明日から仕事かぁ、とゆううつになる日曜の夕方
このように、ストレスや緊張が強いタイミングに嘔吐したり吐き気をもよおす傾向があります。
症状があらわれるタイミングがバラバラな人もいれば、毎日決まった時間にあらわれる人も。「なにが原因で症状があらわれているのか?」によって症状があらわれるタイミングも変わってきます。
同じように吐き気や嘔吐をもたらす過敏性腸症候群についてはこちらでくわしく紹介しています。
過敏性腸症候群の症状・原因・解消法について
嘔吐や吐き気はあるけれど腹痛もなければ便通も異常がない、という場合も多いですが、下痢・便秘・胃痛をともなう場合も珍しくありません。
自律神経からくる便秘や下痢についてはこちらでくわしく紹介しています。
こんな状態は要注意!?自律神経からくる便秘や下痢とは?
では次に、具体的になにが原因となっているのか?についてご紹介します
具体的な原因とは?
自律神経からくる吐き気や嘔吐のおもな原因は「ストレス」。現代人は仕事にも育児にも人間関係にもあらゆるストレスを抱えて生きていますよね。
- 人間関係が円滑にいっていない
- 仕事に強いストレスを感じている
- 育児・家事などで一日中はたらきっぱなしで休むヒマがない
- 急な転勤や引っ越しによって、まわりとなじむことができない
- ストレスをためこんでしまい、上手に解消できない
このようなストレスの多い毎日を過ごしている場合に、吐き気の症状があらわれやすくなります。
過度なストレスが吐き気につながる
ストレスを感じるとそれに対抗にするために「交感神経」がはたらき始めます。
交感神経が高まれば体は興奮状態になって、ストレスに抵抗する力を持つようになります。このこと自体は悪いことではありません。体を守るメカニズムのひとつです。
問題なのは、ストレスが多すぎるために交感神経ばかりがはたらきすぎること。
交感神経があまりにはたらきすぎると……
- 血圧が高くなって動悸や息切れがする
- 心も体もがんばった状態が続いてオーバーヒートしてしまう
- 眠りたくても寝つけない
- 便秘や下痢になる
- 食欲がなくなる
- 体がいつもガチガチ
- 疲れがとれない、体がだるくて重たい
といった悪影響を及ぼしてしまいます。
胃や腸などの消化器系は副交感神経が優位のときにはたらきます。逆に交感神経が優位な時は消化器系がはたらけません。
緊張していたりストレスが強い時に食欲がなくなるのは、胃腸がはたらけないから。
吐き気や嘔吐があらわれるのも同じ理由。ストレスの多い生活によって交感神経が高まりすぎていることが原因で吐き気が起こっているのです。
嘔吐することも少なくない場合はストレスからくる神経性嘔吐症かも。症状などはこちらでくわしく紹介しています。
原因はストレス!?神経性嘔吐症の症状・原因・対処法とは?
では次にふだんの生活でできる解消法についてお伝えします。
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ふだんの生活でできる解消法
吐き気や嘔吐のおおもとの原因は「ストレス」。なのでそのストレスを取り除くのが一番効果的な解消法です。
苦手な上司が海外出張で今週は会社に来ない、となると吐き気や嘔吐の症状が出なくなったり。
明日からお盆休みで9連休だわ、となると数日は症状があらわれなかったり。
吐き気の一番の原因となっているものが一時的にでもなくなると、症状もあらわれなくなるということですね。
しかし苦手な人がすぐにいなくなるわけでもないでしょうし、転職するわけにも、家事や育児を放り出すわけにもいきません。
となると効果的な解消法としては次の2つ。
- ストレス発散(解消)する
- ストレスで高まった交感神経をやわらげる
(1)ストレス発散しよう
ストレスをためこむ前に発散することは、当たり前すぎる解消法ではありますが非常に大事なこと。わかってはいるものの、忙しい毎日を送っているために実際にはなかなかストレス発散ができていません。
おもいきり運動して汗を流したり、スポーツ観戦で熱狂したり、仲間とのカラオケで大騒ぎしたり。たまにはお酒を飲んでおもいきり愚痴をこぼし合うのもいい発散方法。
ストレスの多い毎日を過ごしている人は、ため込んでいることにも気づかなくなってしまいます。吐き気や嘔吐をはじめとする体の不調をかかえる前に発散しましょう。
(2)ストレスで高まった交感神経をやわらげる
ストレスを感じていたり、緊張していたり、集中して仕事をしている時は交感神経が高まっています。
この状態が続くのは体にとっては大きな負担。体と心を休めて、副交感神経に切りかえるように心がけましょう。
仕事の手を休めて深呼吸をしたり、ストレッチで体を伸ばしたり、コーヒーや紅茶で一息ついたり。
緊張していなくても仕事に集中していると無意識のうちに猫背になって呼吸も浅くなっています。
背すじを伸ばして深呼吸するだけでも高まった交感神経をリセットすることができます。深呼吸で脳に酸素がたっぷり供給されれば、仕事の能率もアップするでしょう。
その他、副交感神経を優位にする方法
そのほかにも副交感神経を優位にする方法はいろいろあります。
- 肩、腕、太もも、ふくらはぎをもみほぐす
- バスや自転車を「歩き」に変えて筋肉を動かす
- 深い呼吸(鼻から吸って口から細くゆっくりと吐く)
- 41度以下のお風呂にゆったり15分
- お風呂あがりや寝る前にストレッチ
特に ストレスで固く緊張した体をほぐすのは効果的。お風呂あがりや寝る前など、ストレスで固くなった体をほぐしてあげてください。
以上、自律神経からくる嘔吐とその解消法をお伝えしました。
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※参考サイト:NHK健康チャンネル「1分でできる腹式呼吸」、厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレッチングの効果」、「快眠と生活習慣」、「自律神経失調症
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