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眠りが浅い原因は自律神経!?その原因と眠りを深くする4つの方法とは?
自律神経の乱れは眠りにも大きく影響してきます。その典型が「不眠」。
なかなか寝つけない、眠りが浅い、ぐっすり眠った気がしない、と感じる人も多いでしょう。
そこで自律神経の乱れからくる浅い眠りなどの具体的な症状、原因、解消法について紹介します。
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【目次】
自律神経からくる浅い眠りの症状とは?
眠りが浅いのは自律神経の乱れからくる代表的な症状のひとつ。
- 寝つきが悪い
- 眠りが浅い
- 夜中によく目を覚ます
- 夜中に目が覚めるとそこから眠れない
- 寝不足で昼間に眠くなる
といった不眠に悩む人は多くなっています。
ふだん眠りが浅い人でも、運動をしたり、ショッピングモールへ行ってよく歩いたり、気分がリラックスすればぐっすり眠れる人もいます。
でも自律神経の乱れが原因で眠りが浅い場合は、そういった工夫ではなかなか眠れません。
また朝早い時間に目が覚めてしまってそこから眠れない「早期覚醒(そうきかくせい)」というものもあります。
この早期覚醒についてくわしくはこちらをご覧ください。
早期覚醒の原因は自律神経の乱れ!?症状の特徴と4つの対策とは?
自律神経からくる浅い眠りの原因とは?
自律神経からくる浅い眠りの原因は、ストレスによって交感神経が優位になっていることです。
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つからなっています。
- 交感神経:活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時(おもに昼間の活動中)
- 副交感神経:休息している時、疲労や不調を回復している時、リラックスしている時(おもに夜間の睡眠中)
正反対のはたらきをするこの2つの神経がバランスよくはたらくことで、私たちの健康状態を保っています。
しかし……
ストレスが交感神経ばかり活性化させる
ストレスが多い生活では交感神経ばかりがはたらいてしまって、休息モードである副交感神経が十分にはたらけなくなります。
気がかりなことや心配事があったり、明日の営業会議が憂うつでしかたがない時など、なかなか眠れなかった経験、ありませんか?
なかなか寝つけなかったり、眠りが浅いためにすぐに目が覚めたり。これは、ストレスや緊張を感じて交感神経が優位になっていることが原因。
眠りは副交感神経。副交感神経がしっかりはたらいている状態にならないと、浅い眠りになってしまうのです。
交感神経と副交感神経についてはこちらでくわしく紹介しています。
交感神経と副交感神経のしくみとはたらき-バランスが乱れる原因は?
では浅い眠りを深い眠りにするために普段の生活でできる4つの方法についてお伝えします。
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深い眠りをえる4つの方法とは?
では、浅い眠りを深い眠りにするために普段の生活でできる4つの方法です。
(1)朝起きたら太陽の光を浴びる
朝目覚めて太陽の光を浴びると、体の中で「セロトニン」というホルモン作りが始まります。
このセロトニンはストレスから守ったり精神的に安定させるはたらきがあるホルモンなのですが……
セロトニンが作られて14時間から16時間後に「メラトニン」という眠りのホルモンに変化するのです。
そしてこのメラトニンに変化するにつれて、眠気が出てきて深い眠りへと入っていく。なので、眠りにつく時間から逆算して14時間から16時間前には太陽の光を浴びるようにしましょう。
※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「セロトニン」、「メラトニン」
姉妹サイトですがセロトニンとメラトニンについてくわしく紹介しています。
メラトニンとは?その睡眠効果やメラトニンを増やす食べ物
(2)お風呂の温度やタイミングを工夫
お風呂は副交感神経にしてくれる絶好の時間。浅い眠りの解消だけでなく、疲労回復、免疫アップ、体温アップ、代謝アップ、酵素の活性化、といった健康効果が満載です。
シャワーで済ませず湯船に
シャワーだけで済ませてしまうと交感神経を優位にさせて浅い眠りに。湯船にゆったりつかりましょう。
お湯は熱くしすぎない
42度以上の熱いお風呂は交感神経にする傾向が。熱くしすぎずに、41度以下のややぬるめの温度にしましょう。
お風呂でゆっくり温まった体はお風呂あがりにはゆっくりと下がっていき、それが眠気を誘います。
お風呂から出るのは眠る1時間前に
お風呂から出て1時間ほどたった頃が一番眠たくなるタイミング。ここで布団に入れば浅い眠りになることもなく深く眠れるでしょう。
副交感神経を優位にするお風呂の入り方についてはこちらでくわしく紹介しています。
副交感神経を優位にするお風呂の入り方とは?湯温、湯船につかる時間など
(3)寝る前のスマホやテレビが浅い眠りに
寝る前や布団の中でもスマホを見ていませんか?
スマホもパソコンもテレビも交感神経を優位に。浅い眠りになってしまいます。
お風呂を出てから眠るまでは、ゆったりと音楽を聴いたり本を読んだりハーブティーを飲んだりして過ごしましょう。
(4)体をほぐす
ストレスを受けた体はガチガチに固くなります。この体のままでは浅い眠りしか得られません。
お風呂も固くなった筋肉をほぐしてくれますが、体をもみほぐしたりストレッチするのも効果的です。
それも、マッサージが始まって わずか10分20分足らずで眠たくなったのでは?それほど「体をほぐすことと眠りは直結」と言えるのではないでしょうか。
とはいえ、マッサージや整体に毎日通うわけにはいきません。そこで……
自分でこまめに体をほぐそう
ふだんの生活の中で自分でこまめに体をほぐすのが一番です。
41度くらいの湯船にゆったりとつかる。お風呂あがりや寝る前にストレッチをする。
家事や仕事の合い間に首・肩・腕をまわす。自分で体をもみほぐす。散歩などの軽い運動もいいですね。
ほかにも自分でしっかりとほぐす方法があります。自宅で簡単。時間もかけずにできるので試してみてください。
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この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
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