HOME > 自律神経失調症の症状
自律神経失調症の15の症状とは?
自律神経失調症の症状には、いろいろなものがあります。
微熱が続く、ほてる、疲れがとれない、偏頭痛、不眠、動悸、めまい、といった体の症状から、気分が落ち込む、やる気が出ない、ゆううつ、などの精神的な症状まで。
そこで、自律神経失調症の症状のなかでもおもな15の症状について紹介します。
スポンサーリンク
自律神経失調症の症状は人それぞれ
自律神経失調症の症状のあらわれ方は千差万別。個人差も大きいのが特徴です。
1つの症状しかあらわれない人もいれば、3つも4つもあらわれる人もいます。同じ症状が長く続く人もいれば、症状が現れたり消えたりをくりかえす人もいます。
また、ある症状が消えたかと思ったら今度は別の症状があらわれたり、といったことも。いろいろなケースがあるのが自律神経失調症の症状の特徴です。
※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「自律神経失調症」
自律神経失調症の14の体の症状
自律神経失調症の体の症状は、疲れやすい、めまい、ふらつき、偏頭痛、肩こり、ほてり、動悸、食欲不振、不眠、微熱、便秘や下痢など。
それでは体に現れるおもな14の症状についてお伝えします。
疲れやすい
疲れがなかなか取れない、異常に疲れやすい、関節がだるい、といった疲労感。運動や肉体労働をしていないのに、疲れがとれない、朝から体が重い、と感じることがあります。
身体的・精神的ストレスが多く、慢性的に交感神経ばかりが活性化してしまっていることが原因であらわれる症状です。
ふらつき
自律神経失調症からくるふらつきは、立ち上がった瞬間に気が遠くなる、歩いていてもフワフワと感じる、といった症状。全身の筋肉が緊張して、血行が悪くなっていることが原因です。
浮動性めまい
めまいには次の2種類があります。
- 浮動性めまい = 体がフラフラするように感じるもの
- 回転性めまい = 自分自身もしくは周囲がぐるぐる回るように感じるもの
自律神経失調症と関係が深いのは、浮動性めまい。立ち上がった瞬間に気が遠くなる感じがしたり、まっすぐ歩くことが難しい、姿勢を保つことが難しい、といった症状があらわれます。
偏頭痛
一般的な頭痛もありますが、頭の片側だけ痛む偏頭痛であることも多いでしょう。
頭を締めつけられるような頭痛を感じたり、肩コリ、首コリ、耳鳴り、体が重たい、めまいなど他の症状を感じることもあります。
肩こりがひどい
肩こりも、いろんな病気が原因となって起こりますが、検査をしても原因が特定できない場合、自律神経失調症からくる症状の可能性が高いです。首~肩~背中にかけてパンパンに張ったようにこる傾向があります。
スポンサーリンク
顔のほてり、手足の冷え
一般的な冷え性よりも、氷のように冷たく感じるのが自律神経失調症による冷え。「手足は冷えているのに、顔だけはほてりを感じる」というように、冷えとほてりの両方を感じる「冷えのぼせ」が起きることもあります。
自律神経が乱れて血液の循環が悪くなることが原因で、月経痛の激しい女性、不妊症、更年期の女性に多い症状です。
動悸・息切れ
激しい運動をしているわけでも、興奮しているわけでもないのに、動悸や息切れを感じる、血圧が上がる、胸に圧迫感を感じることがあります。
検査しても異常がなければ、自律神経失調症の症状のひとつでしょう。ストレスで交感神経が高まって筋肉が緊張し、脈拍が速くなったことが原因です。
息苦しい
呼吸が早くなって、息苦しさを感じることがあります。特に夜寝ようとする時に、息苦しい、酸欠感、息を吸い込めないように感じることが多いようです。精神的なストレスや不安感から気管支の筋肉が緊張して起こる症状です。
食欲不振
「食べ物を見ても食べる気がしない」、「食べると吐き気をもよおす」、「食べた後は胃がムカムカする」、といった食欲不振があらわれます。消化器系をコントロールしている自律神経の乱れによって起こる症状です。
スポンサーリンク
眠りが浅い
寝つきが悪い、眠りが浅い、夜中によく目を覚ます、寝不足で昼間に眠くなる、といった症状。特に、運動で体が疲れていたり気分がリラックスしているのになかなか眠れない、というのが特徴的です。
微熱が続く
女性は、生理前や妊娠中は、基礎体温が高くなります。そういった期間ではないのに、1ヶ月以上も37度前後の微熱が続いたり、体がだるく感じることがあります。
ただし人間は、37度前後が本来あるべき平熱。特に60歳代や70歳代の方などは、平熱が37度という方も意外と多いもの。
「37度あることが異常」というのではなく、今までは平熱が低かったのに最近微熱が続くようになった場合、例えば、今までの平熱より1度ほど高い微熱が続くようになったのなら、自律神経失調症による症状かもしれません。
耳鳴り
実際には音がしていないのに「キーンと大きな音が聞こえる」と感じたり、音が聞こえにくい、耳にものが詰まっているように感じる「耳閉感」などの症状を感じることがあります。中高年に多くみられる傾向があります。
便秘や下痢
消化器系は、精神的な影響をうけやすい器官です。ストレスが多いと消化器系(胃腸など)のはたらきが弱くなって、便秘になる傾向が高く、比較的代表的な症状のひとつでしょう。
また、変なものを食べていないのに吐き気がする、食後に胃がムカムカする、下痢になる、という症状があらわれます。
強いストレスを毎日感じている人は、便秘と下痢をくりかえすこともあります。ストレスケアと慢性的に緊張した体のケアを心がけましょう。
スポンサーリンク
手のしびれ
手足の肌の感覚が鈍くなって「直接触っている気がしない」と感じることがあります。正座でしびれたのと似た感覚で、血行不良によって起きる症状です。
逆に敏感になりすぎて「どこを触ってもヒリヒリする」、「腕から手にかけてビリビリ痛む」、「電気でしびれるような痛みがある」という症状もあります。指先が異常に冷えて、蒼白になっているケースもあります。
そのほか体の症状としては、関節痛、円形脱毛症、吐き気、嘔吐、胸痛、狭心症のような症状などがあらわれることもあります。
※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレス」
自律神経失調症の精神的な症状
自律神経失調症になると、体だけでなく精神的な症状があらわれることもあります。
焦燥感や不安感など
イライラ、憂うつ感、不安、焦燥感(あせり)、集中力や記憶力の低下、好奇心がなくなる、無気力になる、といった症状があらわれることがあります。
やる気がなくなって、何をする気にもなれない、ささいなことに強い不安を感じる、なんとなく気分が晴れない、感情の起伏が激しくなって、すぐにカッとなったり涙ぐんだりする、焦燥感(あせり)や疎外感を感じる、なんとなく落ち込んだ気分になる、という症状です。
*-*-*-*-*
自律神経失調症のおもな体の症状や精神的な症状をかんたんにお伝えしました。
どれも根本的な原因は、ストレスで交感神経ばかりが優位になって、体がかたく緊張していること。
マッサージされると眠たくなる(=副交感神経になる)ように、体をほぐすことは副交感神経を優位にする最適な方法と感じています。
とはいえ、マッサージや整体に毎日通うわけにはいきません。そこで……
自分でこまめに体をほぐそう
ふだんの生活の中で自分でこまめに体をほぐすのが一番です。
41度くらいの湯船にゆったりとつかる。お風呂あがりや寝る前にストレッチをする。
家事や仕事の合い間に首・肩・腕をまわす。自分で体をもみほぐす。散歩などの軽い運動もいいですね。
ほかにも自分でしっかりとほぐす方法があります。自宅で簡単。時間もかけずにできるので試してみてください。
*-*-*-*-*
この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
*-*-*-*-*
スポンサーリンク