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自律神経を整えるストレッチとは?効果的なタイミングなど
ストレッチは自律神経の乱れを整えるためにはとてもおすすめ。
なぜ効果的なの?どんなストレッチがいいの? どのタイミングでおこなうのがいいの? などについてわかりやすく紹介します。
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【目次】
ストレッチが効果的なのはなぜ?
まずあストレッチが効果的な理由から。
自律神経のバランスを整えるために大切なことは「副交感神経のはたらきを高めること」。
自律神経は、次の2つの神経から成り立っています。
- 交感神経:活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時にはたらく
- 副交感神経:休息(睡眠)している時、体の回復をしている時、リラックスしている時にはたらく
正反対のはたらきをするこの2つがバランスよくはたらくことで、日中の活動をスムーズにおこなって、夜の睡眠でしっかりと回復する。これが私たちの本来の状態であり、健康な状態でもあります。
しかし、自律神経の乱れからくる不調に悩まされている人は日々のストレスがとても多く、交感神経ばかりがはたらいていて副交感神経が十分にはたらけていない。
回復がおいつかなくなって、体にも心にも不調をきたしているのです。
交感神経と副交感神経についてはこちらでくわしく紹介しています。
交感神経と副交感神経のしくみとはたらき-バランスが乱れる原因は?
副交感神経を高めることが大切
なので、交感神経のはたらきをおさえて副交感神経を高めることが自律神経を整えるためにとても大切となってきます。
「副交感神経がしっかりはたらいてこその健康な体」 ということになるでしょう。
しかし……
「ストレッチとどう関係があるの?」
と思いませんか? これからその理由をごお伝えします。
マッサージでトローンと眠たくなったこと、ありませんか?
マッサージで気持ちよく体をもみほぐされて、眠たくなったことありませんか?
こった肩をもんでもらったり、ガチガチの背中やむくんだ足をもみほぐされるのは本当に気持ちがいいもの。
固くなった筋肉がほぐれて血行がよくなり、体が軽くなってぽかぽかしてきたり。そしてトロ~ンと眠たくなったりもします。
眠たくなるということは副交感神経に切りかわった証拠。そしてそれは筋肉がほぐれたから副交感神経に切りかわったのです。
ストレッチするのはどんな時?
さて、ストレッチをおこなうのはどんな時ですか?
パソコン仕事で疲れてグーッと体を伸ばしたり、肩や腕を伸ばしたり。しかしもっともイメージできるのは「運動する前」ではないでしょうか?
運動する前のストレッチ。その目的はズバリ「筋肉をほぐすこと」。逆に言えば「筋肉がほぐれるからストレッチをする」 のです。
ストレッチをする → 筋肉がほぐれる → 副交感神経にきりかわる → 自律神経失調症の改善に効果がある。ということにつながるのです。
呼吸が深くなるメリットも
私たちは、緊張している時、ストレスを感じている時、仕事や家事や勉強に集中している時などは、無意識のうちに呼吸が浅くなっている傾向があります。
そして体育の授業のない私たち。一日に一度も深呼吸をしていない人がほとんどではないでしょうか?
ストレッチはゆっくりと深く息を吸いこみながらおこなうという特徴があります。
ストレッチをおこなうと自然と呼吸が深くなり、その深い呼吸が体の緊張状態をほぐしてくれるはたらきもあるのです。
※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレッチングの効果」、「ストレッチングの実際」、「自律神経失調症」
では次にどんなストレッチが効果的なのかについてお伝えします。
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どんなストレッチが効果的?
ストレッチには「静的ストレッチ」と「動的ストレッチ」があります。
動的ストレッチとは?
動的ストレッチとは体を動かしながらおこなうもの。その代表が「ラジオ体操」です。
体操とストレッチは別物というイメージもありますが、いろんな動きで体を動かしながら関節や筋肉をほぐしていく体操も「ストレッチ」なのです。
動的ストレッチは交感神経を優位にして活動モードにします。なので効果的なタイミングは運動する前。
静的ストレッチとは?
静的ストレッチとは、体をゆっくりと伸ばしていってその状態で10秒20秒とキープするもの。「ストレッチ」と言われてイメージするのがこの静的ストレッチではないでしょうか。
静的ストレッチは副交感神経を優位にして休息・回復モードにします。なので効果的なタイミングは運動した後、お風呂あがり、夜寝る前、ですね。
ゆっくりと口から息を吐きながら体を伸ばしていき、鼻から息を吸いながら体を戻していく。腹式呼吸をしながらストレッチおこないましょう。
自律神経を整える呼吸法はこちらでもくわしく紹介しています。
自律神経を整える呼吸法-かんたんなやり方とは?
おすすめのストレッチ
1つ、おすすめのストレッチをご紹介します。
- まっすぐ前を見ます。そして、首を左に傾けて、右の鎖骨のあたりを左手で押さえます。
- そのまま、首から下は動かさずに頭だけ左斜め後ろに倒しましょう。
- 首の筋が伸びたことを感じたら、ゆっくりと元の体勢に戻します。これを反対側も同様におこないます。
これなら簡単。仕事や家事や勉強の合い間に、その場ですぐにできるストレッチですね。ぜひ試してみてください。
自律神経を整えるストレッチについてはこちらでもくわしく紹介しています。
自律神経を整えるストレッチとは?効果的なタイミングなど
いつおこなうのが効果的?
ストレッチの効果的なタイミングは……
- 疲れたなぁと感じた時
- お風呂から出た時
- 夜寝る前
疲れがやわらいだり、眠りにつきやすくなったり、といった効果が期待できます。
1日に1回しっかりとおこなうのもいいですが、疲れをためないように少しの時間でもこまめにストレッチをおこなうようにしましょう。
以上、自律神経にきくストレッチについてお伝えしました。
さて、疲れがとれない、体が重たい、いまひとつ調子が……というあなた、体が固くなっていませんか?
不調を解消するには体をほぐすことが大切!そこですばやく簡単にゆるめる方法をご紹介します。
ゆるめて軽い体になる方法とは? >>
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この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
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