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自律神経を整えるアロマオイルとは?その種類や方法について
アロマオイルによるセラピーは、ヨーロッパに古くから伝わる芳香療法。香りが心と体にはたらきかけることで、自然治癒力を高める療法です。
アロマポットで香りを楽しんだり、ティシューに1滴2滴たらしてリラックスしたり。アロマオイルは日本でもポピュラーになり、身近なものになりました。
そんなアロマオイルと自律神経の関係や手軽な活用法など、わかりやすくお伝えします。
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【目次】
アロマオイルと自律神経の関係とは?
アロマオイルに限らず、いい香りをかぐと気分もよくなってリラックスしませんか?
コーヒーや紅茶の香り、フルーツの香り、トマト料理やバジルの香りなど。かぐだけで「はぁ~いい香り」と心地よくなるものもあるでしょう。
これは香りが脳の中の大脳辺縁系という「本能と感情の脳」に直結しているからなのです。
香り(アロマ)は本能と直結
香りは食欲・性欲といった本能に直結しています。
「これ、まだ食べれるかなぁ?もう腐ってるかなぁ?」という時、ニオイをかぎますよね?悪いものを食べて体をこわすことがないように“生命を守る”という意味で本能と直結しているのです。
香り(アロマ)は感情とも直結
また香りは喜怒哀楽の感情に直結します。いい香りをかぐと気分もよくなって深くリラックスできるでしょう。逆にイヤなにおいをかぐと不快に感じたり「くさいなぁ!」とイライラするでしょう。
また、街ですれ違った人の香水に「あ、昔の彼(彼女)と同じ香水だ」なんて思ったり、その頃のことを懐かしく思い出したり。
でも昔の彼(彼女)と同じ服を着ている人を街で見かけても、気づかないかもしれません。これも香りが感情とダイレクトにつながっているからではないでしょうか。
自律神経をつかさどる視床下部にも作用する
香り(アロマ)は「本能や感情」をつかさどる大脳辺縁系に届いた後、「自律神経」をつかさどる視床下部へと伝わります。
アロマオイルなど好きな香りをかいで、「あ~、いい香り~」と感じた心地よさやリラックスが視床下部へ伝わって、副交感神経を優位にして自律神経を整えてくれるのです。
※参考サイト:厚生労働省 eJIM「アロマセラピー」
では、症状ごとにどんなアロマオイルが効果的なのか、具体的にお伝えします。
症状別!効果的なアロマオイルの紹介
アロマオイルが自律神経失調症を治す、とまでは言いません。ただ、気分が落ちついてリラックスできる、癒されてストレスが軽くなる、など、自律神経を整える面では大いにプラスにはたらきます。
そこで 自律神経失調症の症状ごとにおすすめのアロマオイル を紹介します。
- 肩こり、頭痛:
ラベンダー、ペパーミント - 動悸:
ローズマリー、ラベンダー、ティートゥリー、サンダルウッド - 不眠:
ベルガモット、イランイラン、ローズマリー - 不安、うつ状態:
オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系 - 落ち着かない、興奮:
フランキンセンス、ローズウッド、ラベンダー - やる気がない:
レモンバーム
これらはあくまで目安です。「ベルガモットの香りは苦手だけど、不眠を解消するためには我慢して使わなきゃ!」なんてことは必要ありません。
「一般的にはこの症状にはこのアロマオイルが効果的」というのはありますが、100人が100人その香りが効果的、というものでもありません。なにより自分が好きな香りのアロマオイルが一番です。
姉妹サイトにて自律神経によいアロマオイルをくわしく説明しています。合わせてお読みください。
自律神経を整えるアロマオイル6選!選び方・使い方・注意点なども
好きな香りのアロマオイルを選んでアロマポットでたけば、部屋がいい香りで満たされてとてもリラックスできるでしょう。
でも忙しくて続かないということもあるでしょうし、自宅にいる時だけしかアロマオイルを楽しめません。
そこでふだんの生活で手軽にアロマオイルを活用する方法について、お伝えします。
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アロマオイルを手軽に活用する方法
アロマオイルを手軽に気軽に活用する方法をいくつか紹介します。
ティシューにたらして、机の引き出しやかばんの中へ
ティシューに垂らして机の引き出しに入れたり、かばんにいれて持ち歩いたり、寝るときには枕元に置いたり、という方法も手軽で身近に楽しめるのでおすすめです。
朝のシャワーでスッキリ
やる気が出ないという人や、疲れがたまってシャキッとしない朝には、シャワーとアロマオイルに組み合わせでリフレッシュ!
からっぽの洗面器にレモングラスやグレープフルーツなど柑橘系のアロマオイルを1滴2滴たらして、そこへシャワーを「シャーッ!」とかけましょう。
香りが一気にバスルームにひろがって、体も頭も気分もスッキリ!気持ちよく一日をスタートできます。
お風呂で深くリラックス
一日の疲れをとるにはやっぱりお風呂。シャワーは交感神経を優位にして、ストレス・緊張モードになってしまいます。
ゆったりと湯船につかれば、副交感神経が優位に。体の筋肉もほぐれて、回復・安眠モードへと切りかわっていきます。
お風呂でもアロマオイルは活躍。湯船に直接垂らすよりは、ガラスの入れ物にお湯をいれてアロマオイルを1滴2滴たらす方法がおすすめです。
※アロマオイルを湯船に入れたい場合は、直接入れるのではなく、バスソルトにしてから入れたり、キャリーオイルを使うなど、工夫してみてください。
副交感神経を優位にするお風呂の入り方についてはこちらをお読みください。
副交感神経を優位にするお風呂の入り方とは?湯温、湯船につかる時間など
以上、アロマオイルの活用法などをお伝えしました。
アロマオイルは意外と手軽に取り入れられます。ストレスや自律神経の乱れをやわらげるためにもぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
さて、疲れがとれない、体が重たい、いまひとつ調子が……というあなた、体が固くなっていませんか?
不調を解消するには体をほぐすことが大切!そこですばやく簡単にゆるめる方法をご紹介します。
ゆるめて軽い体になる方法とは? >>
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この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
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