朝起きられないのは自律神経の乱れが原因?解消するための5つの方法
- 朝スッキリ起きられない
- 目覚めが悪い
- しばらくボーッとして頭が働かない
そう感じることはありませんか?
朝起きられないというのは自律神経の乱れからくる症状のひとつ。決して珍しいものではありません。
そこで、朝起きられないことと自律神経の関係は?解消するためにはどうしたらいいのか? などについてお伝えします。
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【目次】
朝起きられないことと自律神経との関係
「朝起きられないのは怠けているから?」
そう思いこんでいる人も少なくありません。ご自分を責めてしまうこともあるでしょう。
でも自律神経失調症を抱えている人の場合は、そのことが原因となって朝起きられないということも考えられます。
交感神経がはたらきすぎる
ストレスが多い毎日を送っている人は交感神経ばかりがはたらき過ぎています。
明日の会議が気になってなかなか寝つけない、子供の病気が気になって眠ってもすぐに起きてしまう、といった経験がおありでしょう。
ストレスが多いと眠りは浅くなってしまい、体の回復も十分に進みません。
深く眠れれば6時間で終わるはずの体の回復も、眠りが浅いせいで回復がなかなか進まずに8時間も9時間もかかってしまう。
8時間後に起きればスッと目覚めるところを6時間後に目覚まし時計が鳴ってしまっては、すっきりと起きられないのも無理ありません。
「私は何時間で眠れるのよ」と思っている人、実は、「何時間も眠らないとダメなくらい回復が進まないの」 ということかもしれません。
副交感神経がはたらきすぎる
さきほどとは逆のパターン。現代人には少ないかもしれません。
ダラダラとした生活をしていると副交感神経ばかりがはたらき過ぎてしまいます。この状態では脳や血圧が低下。朝になってもうまく交感神経に切りかわらず、スッキリと起きられないでしょう。
活動モードに切りかわらないので、朝になってもスッと起きられないだけでなく、いつまでも布団から出られなかったり、頭がはたらかなかったり。
朝9時になっても10時になっても今ひとつ頭がはたらかない、という人は毎日の生活のリズムを見直したほうがいいですね。
副交感神経のはたらきについてはこちらでくわしく紹介しています。
副交感神経とは?そのはたらきや優位にする方法とは?
なお、朝起きられない症状は起立失調症候群や起立性調整障害からくるものかもしれません。
自律神経の乱れから血流の調整がうまくいかず、朝なかなか起きられないだけでなく、急に立ち上がった時にめまいや立ちくらみが起きるもの。
起立失調症候群の中でも思春期にあらわれるものは起立性調節障害(OD)」とも呼ばれています。
起立失調症候群についてはこちらで紹介しています。
起立失調症候群の症状・原因・対処法について
起立性調整障害についてもこちらをご覧ください。
起立性調節障害の症状・原因・対処法とは?
さて「起きられない」と感じている人はほかにもこんな不調がありませんか?
その不調とは……
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そのほかにこんな不調が……
朝起きられないという症状以外にもいろいろな不調を感じている人も多いでしょう。たとえば……
- ずっと疲れが続いている状態
- 何もしていないのにだるい
- めまい、立ちくらみがする
- 偏頭痛が続く
- 心臓には問題ないはずなのに、動悸がする
- ほてりが引かない
- 眠ろうと思ってもうまく寝つけない
- 便通に問題がある(便秘・下痢など)
- 熱っぽいのがずっと続いている
- 耳鳴りがする
- 手足がしびれる
- のどや口がイガイガしたり不快感がある
- 頻尿や残尿感がある
- イライラする
- 何かに追い込まれているような焦燥感を常に持っている
- 感情の起伏が激しい
- すべてから切り離されたような感じがする
- 不安がせり上がってくる
朝起きられないだけでなく、体の面にも心の面にもいろいろな不調があらわれるのが自律神経失調症。
自律神経失調症の症状についてはこちらでくわしく紹介しています。
自律神経失調症の15の症状とは? 微熱、冷え、動悸、めまい、不眠など
人間関係や仕事のプレッシャーといったストレスも大きく関係していますが、すぐにはどうこうできるものでありません。
では、普段の生活のなかで手軽に始められる改善策はないのでしょうか?
そこで次は、朝起きられないなどの不調を改善するためにふだんの生活でできることをいろいろと紹介します。
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朝起きられない不調を解消するには?
朝起きられないという不調を解消するために、ふだんの生活でできることをお伝えします。
太陽の光を体に取り込む
朝起きられないということは、自律神経のバランスが崩れているために体内時計も狂ってしまっている可能性があります。
そこで体内時計を整えるために、朝一番に日光を浴びてみましょう。
外に出なくても、カーテンと窓を開けて日光を浴びるのもいいですし、ベランダに出て太陽を浴びるのもいいでしょう。
日光に浴びると体内で幸せホルモン「セロトニン」が作られはじめ、体内時計も整い、やる気や集中力も高まります。
朝はやく起きてウォーキングなどができれば最高ですが、まずは2分でも3分でも太陽の光を浴びるように心がけましょう。
※ 窓越しの太陽ではなく、窓を開けて、直接太陽の光を浴びましょう。
※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「体内時計」、「セロトニン」
体内時計を整える方法についてはこちらでくわしく紹介しています。
体内時計を整える3つの方法とは?
また日光が自律神経にあたえる効果はこちらをお読みください。
日光は自律神経を整える!そのスゴい効果と浴びるタイミングをご紹介!
枕を変えてみる
枕が自分に合っていないために質の良い睡眠がとれていないケースは意外と多いものです。
特に「高すぎる枕」はNG。意外とあなたがイメージするよりも低い枕が最適だったりします。
高さのポイントは、寝返りをしたときに頭が上下に動かないこと。横になっていても仰向けになっていても、頭が同じ高さでいられる枕が最適です。
枕を買いかえる前に固めの座布団やバスタオルなどを組み合わせて、あなたに合った高さを探ってみてくださいね。
遮光カーテンにする
朝起きられないから、朝に太陽の光を体に取りこむのは良いことだから、といってカーテンをしないのも考えもの。
自然に太陽光が部屋へ入ってくることで、あなたが起きたい時間ではない時間に早く目が覚めてしまうのも、体内時計が乱れることにつながりかねません。
遮光カーテンを使いながら、朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びて体内時計をしっかりと整えましょう。
夜は明るい光を避ける
明るい光を浴びてしまうと体は目覚めてしまいます。
特に寝る前は注意が必要。パソコン、携帯、スマホ、ゲーム、テレビ、といった光刺激だけでなく、蛍光灯の明かりも交感神経を刺激してしまいます。
朝起きられない人の中には、寝る寸前までパソコンに向かっていたりテレビを見ていたり、布団に入ってスマホを見ていたり、という人もいるのではないでしょうか?
寝るまえには湯船にゆったりつかって体をあたためて、やわらかい明かりの中でリラックスして過ごしましょう。
刺激物を避ける
カフェインが含まれる飲み物やタバコ、アルコールなどは刺激があるので目が冴えてしまいます。あまり多く摂り過ぎないようにしましょう。
寝る前は温かいハーブティーなどでリラックスするのがいいですね。
カフェインが自律神経にどんな影響を与えるのかはこちらをお読みください。
カフェインは自律神経にどんな影響が?体に与える影響と対策とは?
ほかにも、食事の時間をそろえる、寝る時間をそろえる、といったように生活のリズムをすこしずつ整えて、起きられない朝から気持ちよくスッキリ目覚める朝へと変えていきましょう。
さて、疲れがとれない、体が重たい、いまひとつ調子が……というあなた、体が固くなっていませんか?
不調を解消するには体をほぐすことが大切!そこですばやく簡単にゆるめる方法をご紹介します。
ゆるめて軽い体になる方法とは? >>
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この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
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