起立性調節障害の症状・原因・対処法とは?
起立性調節障害は「起立失調症候群」とも言われ、自律神経の乱れが原因であらわれる症状のひとつ。
寝ている状態から起き上がった時に、血管の調節がうまくいかないことが原因となって症状があらわれるもののことを言います。
小学校の高学年から中学生にかけてあらわれる傾向があり、男子よりも女子に多く、季節的には春から初夏にかけて起こることが多いです。
午前中、特に朝この症状が起きることが多く、循環器系の症状とされます。
そんな起立性調節障害の症状、原因、対処法についてお伝えします。
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【目次】
起立性調節障害の症状
代表的な症状はめまいや立ちくらみ。立ち上がった時や長時間立っている時に起きやすくなります。その他にも次のような症状があります。
起立性調節障害の大症状
- 立ちくらみやめまいを起こしやすい
- ずっと立っていると気分が悪くなったり倒れたりする
- お風呂に入っている時に気分が悪くなる
- イヤなことを見たり聞いたりすると気分が悪くなる
- あまり動いていないのに動悸や息切れを感じる
- 目覚めや寝起きが悪く午前中は調子が悪い
- 夜になかなか寝つけなかったりぐっすり眠れない
起立性調節障害の小症状
- 顔色が青い(青白い)ことが多い
- あまり食欲がない。食べると気持ちが悪くなったりする。
- お腹が痛いことが多い(下痢など)
- 疲れやすい
- 頭痛
- 車、電車、飛行機などで乗り物酔いをする
朝起きられない、起きようと思っても吐き気や動悸がつらくて起きられない、といった症状もあります。
ただし朝起きられないのは起立性調整障害でなくても、自律神経の乱れから起きる症状のひとつです。
朝起きられない原因と解消法はこちらでくわしく紹介しています。
朝起きられないのは自律神経の乱れが原因?解消するための5つの方法
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起立性調節障害の原因
起立性調節障害の原因は、自律神経の乱れと脳の血液不足と言われています。
血液は立っている時は重力によって下半身に移動します。その血液を上半身に(心臓に)戻すために、ふくらはぎなどの下半身の筋肉がポンプのようにぐいっと血管をちぢませて、血液を心臓へ戻しています。
起立性調節障害はこの血管の収縮がうまくできないことが原因。
立っている時に血液が下半身におりる
↓
下半身の血管の収縮がうまくいかない
(ポンプがはたらかない)
↓
下半身に血液がたまってしまう
↓
心臓へ戻ってくる血液が少なくなる
↓
心臓から体へ送りだす血液も少なくなる
↓
同様に脳へ送りだす血液も少なくなる
↓
貧血、立ちくらみ、めまい、気分が悪くなって倒れる、などの症状がおこる
これが起立性調節障害の原因と言われています。
起立性調節障害の対処法
起立性調節障害の対処法は、規律正しい生活をして体調を整えること。
朝食・昼食・夕食の時間を決めて、1日3回規則正しく食事をする。夜ふかしをせず、きまった時間に寝て睡眠時間をしっかりとる。
このように生活のリズムや体内時計を整えれば自律神経も整えることができますので、改善に役立つのではないでしょうか。
以上、起立性調節障害についてお伝えしました。
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この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
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