季節の変わり目は自律神経の乱れに注意!その原因と不調を和らげる方法
季節の変わり目には、自律神経失調症の症状がひどくなる傾向があります。
朝夕の気温の差が大きくなったり、職場や通勤の電車の中の空調が変わったりと、いろいろな原因があるからですね。
そこで、季節の変わり目にはなぜ症状がひどくなるの?普段の生活の中で気をつけることは何? といったことについて、くわしくお伝えします。
【目次】
季節の変わり目に症状がひどくなる原因とは?
季節の変わり目に自律神経失調症の症状がひどくなる原因の一つとして、考えられているのが「気温差」。
昨日と今日の気温差、朝と昼間の気温差
季節の変わり目には、暑い日が続いていたのに急に涼しくなったりという 「昨日と今日の気温差」 があります。昼間はあたたかいのに朝夕がめっきり冷え込むようになったという 「朝晩と昼間との気温差」 もあります。
このような環境の変化に対応しようして、自律神経が過剰にはたらいてしまうのが、症状がひどくなる原因のひとつ。
誰しも季節の変わり目は体調をくずしやすいもの。風邪をひいたり、だるくなったり、疲れがとれなかったり。ましてや自律神経失調症の人にとっては、バランスをとるのが難しくなってしまうでしょう。
人間は恒温動物。真夏は体温が40度だけど、真冬は体温が12度、ということはありません。外が暑くても寒くても、体温は同じです。
外の環境の変化に対応して体温を調節しているのも、自律神経の仕事。
季節の変わり目で気温の変化が大きいと、自律神経が混乱してしまって症状にあらわれてくるのですね。
※参考サイト:厚生労働省「生理:体温の維持」
エアコンなどの空調の変化
通勤電車、職場、スーパーなど、どこにいってもエアコン完備の世の中。真夏は、外は暑いけど中に入れば冷房で涼しい。これならまだ体を対応できるでしょう。でも急に冷え込むと・・・
朝は冷え込む、少し厚着して出かける、電車はラッシュで暑くなる、車掌がクーラーをかけて冷やす、電車からおりると陽があたってきてすこし暖かい。帰りはまた冷えてくる、電車はすこし暖かい、スーパーでまた冷える、・・・。
一日の中で、暑いところ寒いところを行ったり来たり。朝と昼間の気温差どころではありません。このような温度の差のはげしさも症状をひどくさせる原因のひとつです。
次は、症状がひどくなりやすい人の生活習慣について、お伝えします。
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特に症状がひどくなりやすい人の生活習慣とは?
では、季節の変わり目に症状がひどくなりやすい人の傾向をご紹介します。
- 空調のきいた室内にいることが多い
- 運動をあまりしない
- 常にストレスにさらされている
以上の3つの項目にあてはまる人は、症状がひどくなりやすい傾向にあります。とはいっても、3つ目の『常にストレスにさらされている』というのは、現代人なら誰にでもあてはまるかもしれません。
自律神経失調症でなくても、この3つの項目にあてはまっている人は自律神経のはたらきが弱くなっていたり、バランスが乱れていることも考えられます。
なぜなら、空調のきいた室内で行動することが多かったり、運動をしないから汗をかくことが少ない人は、体が持っている体温調節機能がおとろえている可能性が高いから。
本来なら、暑ければ汗をかいて熱を放出させ、寒ければブルブルッと筋肉をふるわせて熱を作って、体温を調節するのが自律神経のはたらき。この機能がしっかりしている人は、季節の変わり目に体調をくずすことはありません。
でも、エアコン完備の快適な環境にばかりいる人は、体温調節機能をはたらかせる必要はありません。運動しなければ筋肉が衰えるのと同じ。体温調節機能をはたらかせなければ、自律神経は衰えるのです。
では最後に、症状をやわらげるためにふだんの生活でできることについて、お伝えします。
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症状をやわらげるために心がけること
そこで、季節の変わり目に症状をやわらげるためには・・・
- エアコンを使い過ぎない
- 暖房はストーブを、冷房なら扇風機やうちわを
- 体を冷やさないように、服を調節する
- 適度に運動をする
- お風呂(湯船)につかって、しっかりと体温をあげておく
- ストレスを緩和するために、早寝早起きする
エアコンを使いすぎると自律神経は衰えます。
職場などは仕方がないですが、家では、エアコンで「部屋全体を暖める」のではなく、小さめのストーブをそばに置いて「体の冷えた部分を温める」のがおすすめ。また衣服で調節するのもいいですね。
運動も、体温が上がって体温調節機能がきたえられて、新陳代謝も高まって、体内の酵素のはたらきも活性化されて、体の回復が促進されます。
ウォーキングやジョギングといった軽い運動も効果的ですし、一駅手前で降りて歩いたり、階段を使ったり、自転車で行っているスーパーへ歩いていったり。普段の生活の行動を「運動」に変えることもできますね。
またお風呂もポイント!秋冬でも湯船にゆったりつかれば体温もしっかりと上がります。シャワーは交感神経を優位にして体を冷やすので、夏でも冬でも、湯船にしっかりとつかりましょう。
「お風呂あがりもすぐに手足が冷えるから暖房が必要なの」
という人は、その手足の冷えの原因こそエアコンの生活にあるかも。温かい空気は上へ、冷たい空気は下へ。これで足が冷えるのです。こたつや小さめのストーブなどで冷えた手足を温めましょう。
現代人の体はどんどん冷える傾向に。精神的なストレスや薬や食品添加物なども体を冷やす大きな原因となっています。季節の変わり目だけでなく、つねに体を温めるように心がけてくださいね。
※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「快眠と生活習慣」、「ウォーキング」、「エアロビクス / 有酸素性運動」
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