糖尿病と自律神経失調症の違いとは?
糖尿病と自律神経失調症とは、とてもよく似た症状があらわれることがあります。
そこでこの2つの違いについて紹介します。
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【目次】
自律神経失調症と糖尿病のどちらにも現れる症状
- 異常なくらいのどが渇く
- 体が普通よりも多く水分を欲する
- 頻尿
- 体がいつもだるい
- 疲れやすい、疲れがとれない
- 手足がしびれる
これらの6つの症状は、糖尿病の初期段階でも自律神経失調症でもあらわれやすい症状。
糖尿病は初期段階では症状があらわれにくい傾向もありますし、この6つ以外の症状があらわれることもあります。
自律神経失調症であっても、これらの6つの症状があらわれるとは限りません。
動悸、息切れ、立ちくらみ、耳鳴り、不眠、微熱が続く、イライラ、集中力が続かない、といった他の症状があらわれることもあります。
ですので症状だけで自己判断することは難しいもの。自律神経失調症だと思っていたら実は糖尿病だった、という人も中にはいらっしゃいます。
どちらであれ早いうちに治療を始めることが大切。まずは医師の診断をあおぐのがよいでしょう。
「体がだるくて病院に行く気力さえわかない」という思いを持っているかもしれません。
もし仮に自律神経失調症であったとしても、病院にかからなかったら「糖尿病だったらどうしよう」、「なにか他の病気だったらどうしよう」という不安を常に抱き続けることになってしまいます。
それがストレスとなって、自律神経失調症が悪化してしまう可能性もでてきます。
一度病院できちんと検査をして、ただしい診断をあおぎましょう。今は体がどんな状態なのか、その原因は何なのか、改善するためにはどうしていけばいいのか、がわかれば大きな不安も消えていきます。
では次は、糖尿病と自律神経失調症の見分け方のポイントを紹介します。
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見分け方のポイント
お伝えしたとおり、糖尿病と自律神経失調症とはとてもよく似た症状があらわれます。
- 原因がストレスからくる自律神経の乱れなのか?
- 食生活や体質からくるインスリンの分泌不足なのか?
といった違いはありますが、自分自身で判断できるものではありません。
似ている症状のなかの「手足のしびれ」で違いを見てみると……
糖尿病の場合は、左右対称に症状があらわれます。また症状が横に広がる傾向があります。
わかりやすく言うと……
左右対称に症状があらわれる
糖尿病の場合は手足のしびれが「左はあるけど右はない」「左はないけど右はある」というのではありません。
「左手も右手もしびれる」「左足も右足もしびれる」といったように左右対称で症状があらわれるケースがほとんどです。
自律神経失調症の場合は必ずしも左右対称ではありません。「左手はしびれるけど右手はしびれを感じない」ということもあります。
症状が横に広がる
糖尿病の場合は「左手も右手もすべての指の第一関節あたりまでしびれを感じる」、「左足も右足もすべての指先にしびれを感じる」といったように、症状が横に広がります。
反対に、症状が縦に広がるというのは、「右手の人差し指と中指の全体にしびれを感じるけど、ほかの指はまったくしびれを感じない」といった状態。この場合は糖尿病である可能性は低いでしょう。
とはいえ、やはり自己判断はおすすめしません。
糖尿病だったからといって、インスリン注射、悪化すれば人工透析、といった治療法だけではありませんし、個人的にはその治療法は拒否するべきだと考えています。
糖尿病を改善するための方法はいくらでもあります。早期であればあるほど改善が早くなります。
「糖尿病だと診断されたら怖いから……」といって診断を先送りせずに、心当たりがあるようでしたら早めに医師の診断をあおぎましょう。
※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「糖尿病」、「糖尿病とこころ」、「自律神経失調症」
では最後に、自律神経失調症を改善ためにふだんの生活でできることを紹介します。
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自律神経失調症を改善する方法
自律神経失調症であれば原因はストレスの多い生活。生活を変えていくことで改善が見込まれます。たとえば……
ウォーキングを毎日30分以上する
ウォーキングを30分というのはあくまでも目安。まずはできる範囲でウォーキングしてみましょう。
ウォーキングは有酸素運動。鼻からゆっくりと酸素を吸って口からゆっくりと二酸化炭素を吐く、のくりかえしですね。
ゆったりとした呼吸は、副交感神経を活性化してリラックスできる方法のひとつ。外の景色を楽しみながら、ゆったり呼吸とともにウォーキングしてみましょう。
30分という時間をつくるゆとりがない人も多いでしょう。それなら「駅までのバスや自転車をやめて歩いていく」「エスカレーターには乗らずに階段を使う」といった方法はいかがでしょうか。
駅まで歩いて40分というのでは大変でしょう。でも歩いて20分程度の距離なら、通勤時間帯のバスに乗ってちょこちょこ停車しながら駅に行くのも、歩いて駅に行くのも、時間はほとんどかかりません。
全身の筋肉の70%は、下半身、つまり、足に集中しています。歩くことでかえって筋肉がほぐれて血行がよくなり、自律神経も整ってきます。
「ウォーキング」にこだわるのではなく、毎日の生活の中で「歩く」という時間を増やしていきましょう。
万歩計をつけると張り合いが出て楽しくなります。「もうちょっとで5000歩だわ」「今日は少ないから帰りは歩こう」という気分にも。ささいなことでも楽しみを見つけて続けてみてくださいね。
自律神経を整えるウォーキングについてはこちらでくわしく紹介しています。
自律神経を整えるウォーキングのしかたとは?いつがいい?何分くらい?
心が落ち着く音楽を聴いてみる
落ち着く音楽、心地いい音楽、楽しい音楽を聴いてみましょう。たったこれだけでもストレスはずいぶんと軽くなります。
家にいるときは音楽をかけている人も多いでしょう。普段小さいボリュームでBGM的にかけているのなら、ヘッドフォンでじっくり聴いてみるものおすすめ!BGMで聴くのとヘッドフォンで聴くのとでは大違い。好きな音楽なら本当に楽しく聴けて、気分もスッキリします。
自律神経を整える音楽についてはこちらでくわしく紹介しています。
自律神経を整える音楽とは?種類や聴くタイミングなど
ハーブティーを飲む
ハーブの中にはリラックス効果が期待できるものも多くあります。カモミールやジャスミン、パッションフラワーなどがそうですね。これらのハーブティーを飲んで、副交感神経を高めて自律神経を整えてあげましょう。
カフェインがよくないからと、コーヒーや紅茶を我慢している人もいるかもしれません。
でも、それで気分が本当にリラックスできるのであれば、カフェインのマイナスよりもリラックスのプラスの方がはるかに大きいのではないでしょうか?
ハーブティーに限らず、気持ちがほっとする飲み物がおすすめ。
いろいろと気をつけるのも素晴らしいことですが、我慢しすぎることなく、毎日の生活を楽しみましょう。
さて、疲れがとれない、体が重たい、いまひとつ調子が……というあなた、体が固くなっていませんか?
不調を解消するには体をほぐすことが大切!そこですばやく簡単にゆるめる方法をご紹介します。
ゆるめて軽い体になる方法とは? >>
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この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
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