アフタ性口内炎の症状、原因、改善する食べ物と生活習慣とは?
口内炎は春になりやすい症状のひとつ。入学、進級、入社、異動、引越など、春は生活環境の変化も大きく、子供も大人もストレスを抱えがちに。
そんなストレスが原因で現れるのがアフタ性口内炎。「治ったと思ったらまたなった」なんていうことありませんか?
そこで、アフタ性口内炎の症状、原因、改善するために効果的な食べ物、予防するための生活習慣についてお伝えします。
食べ物選びや生活習慣のちょっとした工夫で、口内炎のつらさから解放されましょう。
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【目次】
ストレスからくるアフタ性口内炎
口内炎にはおもに4種類あります。
- カタル性口内炎
- ヘルペス性口内炎
- カンジダ性口内炎
- アフタ性口内炎
カタル性口内炎は、物理的な刺激が原因。食事中にほほの内側を噛んだ、ハブラシを強く当ててしまった、虫歯の詰め物がスレた、といったことが原因です。
ヘルペス性口内炎は、ヘルペスウィルスが人から人へ感染することで起こるもの。大人(家族)からうつることで子供が発症するケースが多いですね。
カンジダ性口内炎は、口の中の常在菌「カンジダ」という真菌(カビ)が異常に増えることが原因。免疫が低下しているタイミングでなりやすい口内炎です。
そしてストレスが原因でなりやすいものがアフタ性口内炎。もっとも多いタイプの口内炎です。
アフタ性口内炎の症状
白や黄色の膜でおおわれた炎症があり、そのまわりは赤くなっています。
できやすい場所は、ほほの内側、舌、歯ぐき、唇のうらなど。大きさは5ミリ程度。
1週間から2週間ほどで自然に治ります。女性や若い人に起こりやすい口内炎です。
アフタ性口内炎の原因
精神的なストレスだけでなく、過労、栄養不足、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ、生理の前、妊娠中、といったことも原因のひとつ。
ストレスは自律神経の乱れの大きな原因。精神的なものだけでなく、疲労、多忙な毎日、偏った食生活などの肉体的なストレスもアフタ性口内炎の原因となります。
アフタ性口内炎になることが多いようなら、心と体のストレスが多いことを自覚して、こまめに発散するように気をつけましょう。
口内炎の改善に効果的な食べ物
アフタ口内炎の改善に効果的な栄養素はおもにこの3つ。
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンC
ではどんな食べ物に多く含まれているのでしょうか?
ビタミンB2
口内炎、口角炎、皮膚炎、肌荒れに効果的な栄養素。肌や髪や爪を健康的に美しくしてくれます。
ビタミンB2が多い食べ物は、さば(水煮缶・味噌煮缶)、うなぎ、ブリ、豚肉ヒレ、エリンギ、アーモンド、粒納豆、たまご、などです。
ビタミンB6
ビタミンB6は、皮膚や粘膜を修復して、糖質・脂質・たんぱく質をエネルギーに変える栄養素。
腸の中で作ることができる栄養素ですが、口内炎によくなる人は意識して摂りましょう。
またこんな人もビタミンB6が不足しがち。
- お酒が好き
- プロテインをよく飲む
- 妊娠している
- 抗生物質を飲んでいる
ビタミンB6が多い食べ物は、かつお、まぐろ、鮭、さば水煮缶、豚ロース、豚ヒレ、バナナ、いも類、玄米などです。
ビタミンC
ビタミンCは抗酸化のビタミン。活性酸素に対抗してストレスへの抵抗力を高め、炎症を癒して免疫力も高めてくれます。
ビタミンCが多い食べ物には、ゴールドキウイ、いちご、かんきつ系の果物、ミニトマト、ピーマン、キャベツ、ブロッコリー、じゃがいもなどがあります。
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口内炎の時に食べないほうがいい食べ物
口内炎の時には、からいもの、しょっぱいもの、酸っぱいものなどは食べないでしょうが……
糖質(炭水化物や甘いもの)、お酒、炭酸飲料も控えましょう。
糖質は、体内で消化する時にビタミンを大量に消費するので、口内炎を治すことにビタミンが使えなくなって、治りが遅くなります。
お酒は、体内でのアルコール分解に大量のビタミンを消費するためNG。
さらにアルコール分解時には体の中の水分も使うので、口の中が渇いて口内炎のできやすい環境に。
炭酸飲料は口内炎への刺激となって悪化する原因にもなります。
口内炎にならない生活習慣
歯磨き
口の中を清潔にしておくことは予防に効果的。
細菌ケアとしてハミガキの正しいタイミングは「食後」ではなく「朝起きた時」と「夜寝る前」。優しくていねいにハミガキしましょう。
ストレスケア
ストレスは自律神経を乱して免疫力を低下させます。
軽い運動、湯船にゆったりつかる、体をほぐすなど、ストレスをためずに発散するよう心がけましょう。
生活習慣
運動不足、睡眠不足、栄養不足、過労などは免疫力が低下します。毎日を生活を見直しましょう。
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ストレスからくるアフタ性口内炎に効く3つの栄養素、おすすめの食べ物、口内炎を予防する生活についてお伝えしました。
口内炎は日頃のストレスの多さと免疫力低下のサイン。毎日の生活をちょっと気をつけてみましょう。
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この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
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