自律神経が乱れる原因とその対処法について
自律神経の乱れが原因で、不調を感じる人が増えています。
いつもガチガチ、だるくて重たい、いつもコリコリ、なんだかフワフワ、ぐっすりとはなかなか……。多かれ少なかれ、現代人の多くはそう感じているのではないでしょうか。
では、そもそも自律神経が乱れるのは何が原因なのでしょう?
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【目次】
自律神経が乱れる原因はさまざまなストレス
私たちの体を守る自律神経は、正反対のはたらきをする2つの神経から成り立っていて、バランスよくはたらきながら健康でいられるように調整しています。
- 交感神経:活動・緊張・ストレスを感じている時(おもに昼間の活動中)
- 副交感神経:休息・修復・リラックスしている時(おもに夜間の睡眠中)
交感神経と副交感神経のはたらきはこちらでくわしく紹介しています
交感神経と副交感神経のしくみとはたらき-バランスが乱れる原因は?
この2つがバランスよくはたらいていればいつも健康でいられるのですが……
ストレスの多い生活が自律神経の乱れの原因
自律神経の乱れの理由は、さまざまなストレスです。
ストレスは交感神経を優位にします。適度なストレスなら問題ないのですが、ストレスが多い生活が原因となって自律神経のバランスが乱れるのです。
ストレスが多いと交感神経ばかりがはたらいてしまうので、体を回復する副交感神経が十分にはたらけなくなって回復が追いつかず、さまざまな不調を引き起こします。
自律神経の乱れと脳との関係
自律神経の中枢である「視床下部」は、動物的本能・感情の脳である「大脳辺縁系」の影響を受けています。
そして「大脳辺縁系」は、理性・知性の脳である「大脳新皮質」の影響を受けています。
「理性」と「本能」という相反する感情の中で毎日生きている私たち。
- 頭にきたけど、怒ったら後でイヤな雰囲気になるからなぁ
- 泣きたいけど、ここで泣くわけにはいかないわ!
- (ホントは和食がいいけど)私は何でもいいよ
つい我慢してしまうこと、ありませんか?
喜怒哀楽の感情に対して理性がそれを強くおさえつけてしまうと、大脳辺縁系(感情)と大脳新皮質(理性)にひずみが生まれます。
- 「くっそーっ!」っと頭にきてもぐっと我慢。
- 「悪いのはあなたでしょ!」っと思ってもぐっと我慢。
- 「いつもあなたの意見ばっか通して!」っと思ってもぐっと我慢。
その結果、両者の間での情報伝達がうまくいかなくなって、視床下部による自律神経のコントロールが乱れることになるのです。
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自律神経が乱れるのは「我慢」の毎日が原因
ストレス・不安・恐怖・不快などに反応して、交感神経がはたらきます。でもそれらのストレスがなくなれば、副交感神経がはたらいて安定します。
しかしストレスの多い状態が続いて自律神経が乱れると、体のいろんな場所に不調があらわれてくるのです。
自律神経失調症とまでいかなくても、現代人の不調のほとんどは「ストレスによる自律神経の乱れ」が原因ではないでしょうか?
※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレス」、「ストレスと食生活」
そこで、毎日の生活の中で自律神経のバランスを整える工夫をしましょう。
食物繊維の多い食べ物を食べたり、すこしぬるめのお風呂にゆったりつかったり。
散歩やウォーキングをしたり、寝る前のスマホやテレビをやめて間接照明のなかでゆったり過ごしたり。
ふだんの生活で自律神経を整える方法はいろいろ。こちらで紹介していますのでご参考に。
自律神経を整えるためにスグできる10の方法とは?
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この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
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