ホルモンバランスの乱れと自律神経との深い関係とは?
ホルモンバランスの乱れは、自律神経と深い関係があります。
自律神経をコントロールしているのは脳のなかの視床下部という場所。この視床下部はほかにも「ホルモンの分泌」もコントロールしています。
自律神経もホルモンバランスも視床下部がコントロールしているために、お互いが影響しあっているのです。
さて、自律神経が乱れる大きな原因はストレス。そのストレスはホルモンバランスにどのような影響をあたえているのでしょうか?
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【目次】
ホルモンバランスの乱れとストレス
ホルモンバランスとストレスも密接な関係にあります。
大脳新皮質 (知性・理性の脳) に刺激をうけると……
→ 大脳辺縁系(感情・本能の脳)に伝わって……
→ 視床下部(ホルモンバランスや自律神経をコントロールしている場所)に伝わる
こうして外部からの刺激に応じて、ホルモンの分泌を促進したり、減少させたりしています。
ストレスを感じるとどうなる?
強いストレスを受けると、不快な刺激が視床下部へと伝わります。すると視床下部は、ストレスに対抗するために……
- ホルモンの分泌を促進する
- 交感神経をはたらかせる
外部の刺激に応じてホルモンバランスと自律神経に指令を出して、体を守ろうとする視床下部。一方が良ければもう一方も良い状態ですし、一方が乱れていればもう一方も乱れてしまいます。
自律神経が乱れればホルモンも乱れる。その逆もしかり。たがいに影響しあっているのです。
※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレス」
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ストレスで分泌が増えるホルモンと減るホルモン
ホルモンバランスは、ストレスの影響を強く受けます。その結果さまざまなホルモンの分泌量が増えたり減ったりします。
そこで、ストレスによって分泌が増えるもの、減るものについて紹介します。
ストレスがかかると、分泌が増えるホルモン
- アドレナリン (副腎ずい質ホルモン)
- 副腎皮質ステロイドホルモン
- 成長ホルモン
これらはストレスと戦おうとして、分泌が増えていきます。
アドレナリンは言うまでもなく、交感神経のはたらきをますます促進するホルモン。分泌が増えることでますます交感神経が優位になって、体への負担が大きくなってしまいます。
ストレスがかかると、分泌がおさえられるホルモン
- インスリン (血糖値を下げるはたらき)
- 性ホルモン
女性特有の悩みなど、ホルモンバランスの乱れが影響している不調は少なくありません。
おおもとの原因であるストレスをなるべくためないようにすること、そして体をゆったりリラックスさせるよう、普段の生活で心がけてください。
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この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
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