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ストレスとは
自律神経失調症の原因は、肉体的・精神的ストレスです。しかし多くの方は「ストレスについて勘違い」をされています。
上司がイヤ、仕事のプレッシャーが強い、夫が口うるさい、思春期の子供が……といった「イヤなこと」「心配なこと」だけがストレスではありません。
そこで、
- そもそもストレスとは何?
- ストレスの原因にはどんなものがある?
- ストレスに強い人ってどんな性格?
についてわかりやすくお伝えします。
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【目次】
そもそもストレスとは何?
ストレスとは、イヤなことや心の負担となることだけではありません。たとえば……
- 明日は月曜日かぁ。仕事に行くのイヤだなぁ。
- 明日から海外旅行だ!楽しみーっ!
- イヤな上司の部署に配属になっちゃった。最悪。
- やっと念願の部署に異動になったわ!明日からがんばるぞ!!
これはすべて「ストレス」。イヤなことでも、嫌いなことでも、楽しいことでも、嬉しいことでも、心や体に対する刺激のすべてを「ストレス」といいます。
逆にストレスを感じていない状態とは、ぽかぽか暖かいところでウトウトと昼寝をしている時のように、外からの刺激も変化もない状態のことですね。
ですのでストレスが良くないのではありません。適度なストレスは必要ですし、それが生活にハリもあたえて成長ももたらせてくれます。「ストレスが多すぎる生活」が良くないのです。
体のストレスと心のストレス
体が感じるものは「肉体的ストレス」。長距離通勤、寝不足、疲労、暑さ、寒さ、空腹、体のゆがみ、などですね。
心が感じるものは「精神的ストレス」。不安、悲しみ、落ちこみ、怒り、不満、ゆううつ、などがあります。
では具体的にストレスの原因にはどんなものがあるのか紹介していきます。
なおストレスの原因はその人の年齢によっても違います。どう違うのかはこちらをお読みください。
年齢別のストレスの原因と症状と対策とは?
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肉体的ストレスには何がある?(体が感じるもの)
肉体的ストレスは体が感じるもの。暑い、寒い、うるさい、まぶしい、といったものや、生活習慣からくるものがあります。
外的ストレスの原因とは?
- 物理的なもの:
暑さ、寒さ、強風、豪雨 - 環境的なもの:
騒音、暗さ明るさ、ほこり、蛍光灯、スマホ、パソコン、テレビ、ゲーム - 肉体的なもの:
病気、けが、持病、長距離通勤、夜勤、極度の早起き - 化学的なもの:
空気汚染、食品添加物、果物や野菜の残留農薬、洗剤などの界面活性剤、お酒、たばこ - 生物学的なもの:
細菌、ウィルス、花粉
内的ストレスの原因とは?
- 運動:
運動不足、はげしい運動、負荷の大きい運動 - 食事:
食べすぎ、小食、偏食、栄養不足 - 睡眠:
睡眠不足、寝すぎ、夢 - 生活:
不規則な生活、夜ふかし - その他:
妊娠による身体的変化、思春期の体の変化、月経、閉経、更年期
精神的ストレスには何がある?(心が感じるもの)
精神的ストレスとは心が感じるもの。ストレスと言われてパッと思いつくものですね。
社会的ストレスの原因とは?
- 仕事関係:
就職、転勤、単身赴任、昇進、左遷、転職、失業、ノルマ、雇用形態の不安 - 学校関係:
入学、転校、クラス替え、運動会など学校行事、成績不振、いじめ - 家庭関係:
結婚、離婚、引越、育児、子供の反抗期、子供の独立、同居、別居、家計 - 人間関係:
上司、部下、取引先、ご近所さん、サークル、PTA、恋人、嫁姑
心理的ストレスの原因とは?
- 身体関係:
疲労、病気、けが、妊娠、出産 - 喪失体験:
愛する家族や友人・ペットとの離別・死別 - その他:
将来の不安、恐怖、家族や社会への怒り、失恋、失敗、挫折
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これらはすべてストレスとなる原因。ただし同じ原因があってもストレスになる人とならない人がいます。性格、気質、体質、ものの考え方、体調などによって、大きく異なります。
そしてストレスに強いか弱いかの違いは成長の過程で形成された「性格」が大きな原因となっている、といわれています。
※参考サイト:国立精神・神経医療研究センター~こころの情報サイト「ストレスとセルフケア」、厚生労働省e-ヘルスネット「ストレス」
そこで次はストレスに強い人の性格とは? 弱い人の性格とは?についてお伝えします。
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ストレスに強い人の性格とは?
まずは、ストレスに強い人の性格についてです。
(1)不愉快なことがあっても、すぐに気持ちを切り替えられる。
(2)人からどう見られているか、どう評価されているか、が気にならない。
(3)感情をのびのびと表に出せる。
まわりからどう見られるか、どう思われるか、をあまり気にしない人はストレスに強いのでしょう。
次は、ストレスに弱い人の性格についてお伝えします。
ストレスに弱い人の性格とは?
では、ストレスに弱い人の性格についてです。
(1)几帳面。完璧主義。責任感が強い。
細かいところまできっちりやらないと気がすまない。人から頼まれたことはイヤとは言わず責任をもっておこなう。
妥協することをせず完璧を目指すあまり、うまくいかないといらだってしまったり、自分を責めて落ち込んだりする。ストレスをためやすくて弱い人の性格の代表的な傾向です。
(2)まわりに合わせようと、自分を我慢したり、つい無理をしてしまう。
飲み会に行きたくないのにガマンして行く。一次会で帰りたいのに二次会に行く。パスタが食べたいのに言いだせず、みんなと一緒に和食を食べにいく。
自分の意見を言えずに、まわりの意見に賛成する。これでは、ストレスが解消されるどころかたまっていく一方ですね。
(3)感受性が高い。神経が過敏。
普通の人なら少し悲しい出来事なのにとても悲しんだり、思いつめて深く落ち込んだり。神経が細やかでいろんなところに気づく反面、あれもこれも気になったり思い悩んだりすることも。
ストレスに弱いというよりは「ストレスを感じやすい」といったほうがいいかもしれません。
(4)些細なことが気になる。一つのことにとらわれがちである。
相手のなにげない一言がずっと気になったり、くよくよ考えたり。ささいなことが気になってイライラしたり、落ち込んだり。
いつも小さなストレスが積み重なっている状態がこのタイプです。
(5)親や他人に依存しがちである。頼ってしまうことが多い。
依存心の強いタイプ。相手からの愛情を強く求めがちで、本人が自覚していない場合も。相手から愛情が感じられなかったり、受け入れられないと、大きなストレスとなります。
依存の対象は、親や妻、夫、会社の上司、同僚、友人にまで。また「人」に依存するばかりではなく、「仕事」自体に依存をしてしまうケースもあります。
休日(特に長期休暇)に何をしたらいいかわからなくて落ち着かない。定年退職したとたんに自分の存在意義を失って、強いストレスになる。
「肩書き」や「地位」に依存している場合も、その地位を失ったとたんに、大きなストレスを感じるようになることもあります。
以上、そもそもストレスとは何?体や心のストレスとは?ストレスに強い人の性格、弱い人の性格とは?についてお伝えしました。
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この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
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