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年齢別のストレスの原因と症状と対策とは?
20代から70代へと年齢をかさねるにつれ、ストレスの原因や症状はどのように変化していくでしょうか。
20代の新社会人、50代の管理職、悠々自適の70代。何にストレスを感じるかはもちろん違います。
そこで、20代、30代、40代、50代、60代、70代といった年齢別のストレスの原因や症状についてわかりやすくお伝えします。
ちなみに赤ちゃん、幼稚園児、小学生についてはこちらでくわしく紹介しています。
赤ちゃん、幼稚園児、小学生のストレスの原因・症状・対策とは?
また中学生、高校生、大学生についてはこちらをご覧ください。
中学生、高校生、大学生のストレスの原因・症状・対策とは?
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【目次】
20代・30代のストレスの原因と症状とは?
20代・30代は、就職・昇進・結婚・出産など変化の多い時期。
そんな年齢の人たちにとって(1)ストレスの原因とは?(2)どんな症状が出るの?(3)対策は? についてお伝えします。
(1)20代・30代のストレスの原因とは?
まずは20代・30代の人たちにとっての「体のストレス」にはどのようなものがあるでしょうか。
体のストレスの原因
- 毎日の通勤
- 長時間の仕事
- シフト勤務など生活のリズムの乱れ
- 妊娠
- 出産
- 育児に追われる忙しい生活
- 不妊治療(体への負担、仕事との両立)
- 不規則な食生活
- 睡眠不足
20代のころは外食やお酒を飲みに行く回数が多い年齢ですね。特に一人暮らしで仕事が忙しいと毎日自炊するのはとても大変。外食、中食(お惣菜)、お弁当なども増えてきます。
栄養バランスの乱れ、生の野菜不足などからくる酵素不足、食品添加物 といったものが自覚できないながらもストレスとなっています。
また30代に増えているのが 不妊の悩みや不妊治療の負担。
- 今度こそ授かるだろうかという思い
- 夫が協力的でない
- 通院回数が多いたいへんさ
- 会社を遅刻・早退しての通院(同僚・上司からのプレッシャー)
- 仕事をやめざるを得ない(もっと仕事がしたい思い、経済的な不安)
- 治療費がかさむ
不妊治療自体ストレスがかかるのに、夫、仕事との両立、お金の心配、頻繁な通院のための体の負担など、ストレスの原因がたくさん。仕事仲間や家族やお友達のサポートがとても重要です。
環境の変化によるストレスの原因
次は20代・30代の人たちにとっての「環境の変化」によるストレスについてです。
- 学生から社会人という変化
- 親からの独立(一人暮らし)
- 転勤・転職による生活環境の変化
- 異動・昇進による仕事環境の変化
- 結婚
- 親との同居
- 育児と仕事の両立
異性との出会いにめぐまれず、結婚したくてもできないストレスもあります。女性は、仕事か結婚か、仕事か出産・育児か、の選択をせまられるケースが多いのも悲しい現実。
仕事を頑張るあまり気がついたら晩婚の年齢や子供を授かるのが難しい年齢になってしまうことも多いでしょう。
精神的なストレスの原因
20代・30代にとっても最も多いのはやはり「精神的なストレス」。ではこの年齢の人たちにとっての精神的なストレスについてです。
- 職場内や得意先との人間関係
- 仕事の成績
- やりたい仕事と現実とのズレ
- 仕事の責任、プレッシャー
- 雇用形態(非正規雇用など)
- 恋愛
- 夫婦間や子供との関係
- 嫁姑など義理の父母との関係
- 別居、離婚
- 友人関係
- ママ友との関係
●就職への不安、非正規雇用という形態
就職は20代前半の人たちには大きなストレス。希望する会社に就職できる人もいればできない人もいる。正社員の人もいれば非正規雇用の人もいる。
非正規雇用で一人暮らしをしている人など、生活の余裕の面でのストレスはもちろんのこと、将来への不安がなにより大きいのではないでしょうか。
●仕事のノルマや職場での人間関係
仕事のノルマやプレッシャーも大きなストレスの原因。正社員もプレッシャーはありますが、非正規雇用の人にとっては「契約を打ち切られたらどうしよう」というプレッシャーの毎日かもしれません。
さらに20代・30代といった若い世代は異動や転勤も多く、人間関係や仕事内容といった職場環境の変化がストレスの原因にもなってきます。
●出産、産休中の不安、産後の育児
女性にとって出産は一大事。お腹の赤ちゃんの成長に一喜一憂するなかで「休職中に私の居場所は?」「私のキャリアは?」といった不安もあるでしょう。「出産を機に退職したら?」という空気の職場があるかもしれません。
2時間おきの授乳、睡眠不足の毎日、泣きやまない子供、行きたい時にトイレも行けない、でも夫は生活リズムが変わらない。自分の時間は無くなって毎日ヘトヘトなのに夫が非協力だとストレスも多くなります。
保育園に受からなければ仕事復帰もできませんし、受かっても保育園が遠いとまたたいへん。ストレスの原因はいたるところにあるのです。
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以上、20代・30代の年齢層のおもなストレスの原因を紹介しました。
以前と違って「生活できるかどうかの不安」が増えていて、この傾向は強くなっていくのではないでしょうか。
では次は、ストレスによってどんな症状があらわれるか、をお伝えします。
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(2)20代・30代のストレスの症状とは?
20代・30代の年齢層にとっての体と心と行動面にあらわれる症状についてです。
体の症状
- 疲れがとれない、体が重たい
- なかなか寝つけない、ぐっすり眠れない
- 偏頭痛、めまい、ふらつき、耳鳴り
- 多汗、顔がほてる、のぼせる、冷え
- 動悸、息切れ
- 肩こり、首こり、背中がガチガチ
- 便秘、下痢、胃が痛い
- 生理不順、月経前症候群
精神的な症状
- イライラしがち
- 集中力が続かない
- やる気がなくなる
- 落ち込む、自分が価値がないように感じる
- リラックスできない、落ち着かない
- いつも不安、いつも緊張
行動面での症状
- 食べすぎ、飲みすぎ、間食のしすぎ
- 炭酸飲料、お酒、お菓子などを無性に食べたくなる
- お酒、たばこ、ギャンブル、セックス、ゲーム、買い物などへの依存
- 感情がコントロールできない(突然怒る、泣きわめく、など)
20代・30代は変化の大きな年齢で、ストレスも多岐にわたります。生活習慣、体調、心の状態に気を配って、ストレスを受けないよう、ためないように心がけてください。
次は 40代のストレスの原因と症状について お伝えします。
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40代のストレスの原因とは?
仕事は忙しく責任も大きくなり、子供も成長し、でも体力は低下する40代。親も年を重ねてくる年齢ですね。
そんな40代のストレスの原因についてお伝えします。
肉体的なストレスの原因
- 体力が衰えて体がついていかない
- 疲れがとれない、なんだか体調不良を感じる
- 生活習慣病
- 薄毛
- 親の介護による多忙な生活
仕事では責任ある地位につく年齢で、プレッシャーも大きく労働時間が長くなって体のストレスがたまりがち。
家庭では、お子さんがサッカークラブの土日練習や試合や遠征などで車を出して一日じゅう付き合うことになったり。
子供が2人3人といらっしゃる家庭では、ママやパパは休める日がなく疲れがたまる一方かもしれません。
精神的なストレスの原因
- 夫(妻)や思春期の子供との関係
- 職場での責任・プレッシャー
- 部下との関係
- 出世競争
- 親との死別
- 経済的な不満
- 現状に対する不安
- 将来に対する葛藤
- 政治への不満
40代という年齢は、仕事の面ではもっとも充実した時期かもしれません。
とはいえ人工知能など社会県境の変化で、自分自身の会社生活が安泰ではなくなる不安も。仕事で結果を出し続けなくては、というプレッシャーも大きいものでしょう。
家庭でも、思春期をむかえるお子さんとの関係はストレスの種かもしれません。親子関係はもちろんですが、私学への進学や塾や予備校などの経済的負担もストレスの大きな原因となってきます。
次は 50代・60代のストレスの原因について お伝えします。
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50代・60代のストレスの原因
50代・60代という年齢は、自分自身も、子供も、そして家族構成にも変化の大きい年齢ですね。定年退職や子供の自立など大きな環境の変化もある年齢。
そんな50代・60代の方々のストレスの原因について紹介します
50代・60代のストレスの原因
仕事も最終段階となり、退職して悠々自適になったり、再就職をしたりと、第2の人生を歩みはじめる時期。
- 子供の独立によるさみしさ
- 更年期障害・持病など老いの自覚
- 定年退職や再就職での生活の変化
- 自分の無価値感
- 夫が家にいることへのストレス
- 親の介護
- 親や友人との死別
- 老後の不安
- 政治への不満
- 死への恐れ
更年期障害での体調不良や持病など老いを感じはじめる年齢。
子供の独立や退職などで生きがいや自分の存在意義をなくしたように感じて、やる気もなくなったり自律神経の乱れから不調があらわれたり、ということが増える年齢です。
そんなストレスによる自律神経の乱れが原因であらわれる症状はこちらでくわしくお伝えしています。
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【関連記事】ストレスによる自律神経の乱れが原因であらわれる症状とは?
さて次は 70代のストレスについて お伝えします。
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70代のストレス
では70代の方々のストレスの原因について紹介します
70代のストレスの原因
仕事から離れている人も多く、自分自身の体や心に対する不安が多くなる年齢。 夫や妻や友人を亡くすなどの悲しいできごとも増えてくる年齢です。
- 妻や夫の病気・死亡
- 体力の衰え
- 自分の病気・長期の治療
- 子供夫婦との同居
- 施設への入居・生活
- 生きがいの喪失
※参考サイト:国立精神・神経医療研究センター~こころの情報サイト「ストレスとセルフケア」、厚生労働省e-ヘルスネット「ストレスと食生活」、「自律神経失調症」
以上、20代から70代まで年齢別のストレスを紹介しました。
経験する出来事や政治・経済など自分ではどうにもできないものも多くあります。
ストレスは体をかたく緊張させて血行もとどこおってしまうので疲れもなかなか取れなくなります。自分でできることを工夫して、ストレスをためないように心がけましょう。
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疲れがとれない、体が重たい、いまひとつ調子が……というあなた、体が固くなっていませんか?
不調を解消するには体をほぐすことが大切!そこですばやく簡単にゆるめる方法をご紹介します。
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この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
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