自律神経失調症の治療は、診断と同じように心と体の両面から行うことが大切。
食事、運動、睡眠など、生活習慣に問題がある場合も多く、医師の指導のもとで、
生活習慣を改善することも必要です。これを「全人的治療」といい、心療内科で
おこなわれるものがまさに「全人的治療」です。
全人的治療には、大きく4つの療法があり、その中に様々な種類の治療法があります。
症状などによって、いくつかの療法を組み合わせておこなわわれるのが、
一般的な自律神経失調症の治療となります。
この大きな4つの治療法それぞれについて、まずは簡単に説明します。
(詳しい説明は次回以降に)
薬物療法とは、薬によって、体と心の症状を取り除く治療法です。
薬物療法は、次の2つに分けられます。
主な薬には、
自律神経調整薬、抗不安薬、抗うつ薬、睡眠誘導薬、などがあります。
心理療法とは、心理的要因を探ることで、ストレス耐性を高めたり、
心身の安定をはかる治療法。心理療法は、次の3つに分けられます。
理学療法は、指圧、マッサージ、鍼灸、温熱療法、などで
肩こりや頭痛、手足のしびれ、などの体の症状をやわらげる治療法。
体のゆがみや筋肉の緊張は、脳にとっては大きなストレス。
これらの治療法でやわらげることで、脳にゆとりが生まれ、
そのほかの症状緩和へ向かって、はたらき始めることができるのです。
食事や睡眠、運動などの生活習慣が
自律神経失調症の大きな原因となっている場合もあります。
睡眠不足、運動不足、不規則な食生活、人間関係のストレスといったものから、
パソコン、シャワー、テレビ、蛍光灯など、すべて交感神経を緊張させてしまいます。
生活習慣を見直し、活動と休息のバランスを見直すことも、
自律神経失調症を改善する大きなポイントです。
以上の4種類のさまざまな全人的治療の中から、
自律神経失調症のタイプや、その人の性格、状態、生活習慣などを考慮して
治療法を組み合わせていくのが、自律神経失調症の治療となります。