自律神経を整えるツボとは? ツボの場所と効果的な指圧のしかた

人間の体には無数のツボが存在します。その中の自律神経を整えるのに効果を発揮するツボを紹介します。

自宅でも仕事の合い間でも、手軽にできるツボ押し。ぜひ毎日の生活に取り入れてみてください。

自律神経を整えるのにおすすめのツボ

ストレスによって自律神経のバランスが乱れるとさまざまな不調があらわれます。

偏頭痛、顔のほてり、耳鳴り、めまい、口やのどの違和感、ひどい肩こり、便秘や下痢、手足の冷え、疲れ、不眠、イライラなど。

頭の先から足の先まで、そして精神面においても、さまざまな場所にさまざまな症状があらわれる可能性があります。

しかし大切なのは「症状をおさえること」ではなく「原因を取り除くこと」。

自律神経の乱れのおもな原因はストレスですので、ストレスを軽減するツボを刺激することで改善をサポートしてくれるのではないでしょうか。

では具体的にどんなツボがあるのか、紹介していきます。

頭(首すじ)

天柱(てんちゅう)

後頭部の髪の生え際。うなじのあたりですね。後頭部の真ん中を首にむかって下りていくと、髪の生え際に「盆のくぼ」とよばれるくぼみがあります。その左右両脇にあるのが天柱というツボ。右と左と計2ヶ所にあるツボです。イライラをしずめる効果があるようです。

風池(ふうち)

天柱から指1本分外側にあるツボ。こちらも天柱と同じように、イライラをしずめて自律神経のバランスを整えてくれるはたらきがあるとされるツボです。

腕・手

曲池(きょくち)

腕を曲げた際にひじの内側にできるシワの先にあるツボです。こちらもイライラ解消にいいですね。

心包区(しんぽうく)

手のひらの中央にある部分。1つのツボではなく手のひらの中央一帯のエリアです。ゆっくり押したり揉んだりしてみて下さい。交感神経の緊張をおさえて気分がリラックスしてくるのではないでしょうか。

労宮(ろうきゅう)

手のひらの真ん中にあるツボ。手のひらをグーに握ったときに、中指があたるところが労宮というツボの場所です。

気分が落ち着いてリラックス。不安や心配事に対するストレスが軽くなるでしょう。反対の手の親指で痛気持ちいい程度に押してください。

指間穴(しかんけつ)

指と指の間にある水かきの部分にあるツボ。手のひら側ではなく、手の甲の側にあるツボです。人差し指と中指の間、中指と薬指の間、薬指と小指の間、にあります。こちらも痛気持ちいい程度に押してみましょう。

流れが良くなって自律神経のバランスを整えるはたらきがあるようです。冷え性に悩む方もぜひ試してみてください。

足三里(あしさんり)

ヒザの皿のくぼみから指4本分下にあります。すねにある骨の外側のくぼみの部分にあるツボですね。ご存じの方も多いでしょう。

疲労回復、足のむくみ改善、胃腸のはたらきをサポートしてくれるツボ。のぼせにも効果があるとされています。

太谿(たいけい)

内くるぶしから後ろ。アキレス腱との間の真ん中にあるくぼんだところが太谿(たいけい)というツボ。

ここも自律神経を整えるのにおすすめ。冷え、コリ、むくみ、疲れをやわらげたい方はぜひ押してみてください。

からだ

だん中(だんちゅう)

両胸のちょうど中心部にあるツボ。右の乳首と左の乳首を結んだ線の真ん中にあるツボです。

ストレスをやわらげる効果があります。ストレスがたまっている人がここのツボを押すと、嫌な痛みを感じるでしょう。あまり強く刺激せず、やさしく刺激してください。ベッドに横になった時にこのツボを刺激するのもおすすめです。

神闕(しんけつ)

おへそのところにあるツボ。ストレスが強い人、疲労感の大きい人には特におすすめ。指圧ではなくドライヤーなどで温めるだけでも良いようです。

効果的な押し方(回数は?いつするのがいい?)

毎日寝る前などに押すと良いでしょう。もちろん家事や仕事の合い間などもおすすめ。回数に決まりはありませんので、自分が気持ちいいと思えるくらいの回数をこなしましょう。

大切なのは、ツボを押す回数やいつ指圧するかではなく毎日継続して続けること。2、3ヶ月続けていると徐々にやわらいでくるのではないでしょうか。

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執筆者
この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊

1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で17年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら

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