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交流分析とは

交流分析とは、人間関係の問題点を改善するためのトレーニング。次のかたちでおこなわれる心理療法です(精神分析的アプローチ)。

  • 自分を分析して、ありのままの自分自身の姿を理解する
  • 他人との接し方を分析して、問題点を改善する

心理療法

※この記事は医師による監修ではありません。当情報をもとにしたご判断や行動はご自身の責任においてお願いいたします。

交流分析の考え方

  • 人の心には、親(P:Parent)、大人(A:Adult)、子(C:Child) の3つの自我がある
  • 過去の自分や他人の行動や考え方は変えられないが、今の自分は変えられる
  • 感情・思考・行動の総責任者は自分自身である

交流分析はこの3つの考え方が基本です。心や性格のゆがみに気づくことで、体と心のバランスやストレスをコントロールできるようになること、円満な人間関係をつくれるようになること、が交流分析の目的です。

交流分析の4つの方法

交流分析には次の4つの方法があります。

交流分析の4つの方法

ゲーム分析

このページでは、この交流分析の4つの方法についてかんたんに紹介します。それぞれの詳しい内容は下記をクリックして詳細ページをご覧ください。

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交流分析 (1) 「構造分析」

構造分析では、次の5つの自我があると考えます。

  • 批判的で厳しい父親的な親(CP)
  • 保護的で優しい母親的な親(NP)
  • 理知的な合理的な大人(A)
  • 自由で本能的な子供(FC)
  • 周囲に順応していい子になろうとする子供(AC)

50個の質問から、強い自我と弱い自我を調べて自分のタイプを分析します。構造分析の結果から、自律神経失調症になりやすいのは次のタイプです。

  • 理知的な大人(A)が低い人・・・ まわりに遠慮して自分の意見を言えない、自分らしくいられないタイプ。
  • 保護的な親(NP)が高くて、自由な子供(FC)が低い人・・・ 献身的で面倒見がよく誰からも好かれる半面、ストレスも多いタイプ。
  • 批判的で厳しい親(CP)が高くて、順応な子供(AC)が低い人・・・ 責任感が強く完璧主義で、ぜんぶ自分で抱え込むタイプ。

構造分析 くわしくは >>

交流分析 (2) 「交流パターン分析」

交流パターン分析とは、他人との交流のしかた(パターン)を分析するもの。私たちが人と接する時は「親」「大人」「子」の3つの自我をどれかを使っていますが、その中のどの自我を使っているかをさぐる分析方法です。

そこからコミュニケーションの問題点や性格面での短所を見つけて、よりよいコミュニケーションのしかたへと改善していきます。

交流のパターンには次の3つのパターンがあります。

  • 相補的交流・・・最も人間関係がうまくいく交流
    例)「お刺身買ってきたよ」「ありがとう!おいしそうだね~」
  • 交差的交流・・・対立して不愉快になるなどトラブルになる交流
    例)「お刺身買ってきたよ」「今夜はカレーなんだから刺身なんて買わないで!」
  • 裏面的交流・・・うまくいくように見えるが実は本音を見せていないので親密にはなれない交流
    例)「お刺身買ってきたよ」「ありがとう!(本当は好きじゃないけど・・)」

自分がどの交流パターンなのかを分析して、理想的な「相補的交流」ができるよう指導していくのが、交流パターン分析です。

交流パターン分析 くわしくは >>

交流分析 (3) 「ゲーム分析」

ゲーム分析は、人間関係でのトラブルの原因を分析する方法。

「ゲーム」とは、人間関係の中でなぜか繰り返してしまって、お互いにイヤな感情を残す結果となる交流のこと。例えば「今日の服かわいいわね~」と言いながら心の中では「あなたには似合わないわよ」と思っているようなコミュニケーションです。この交流がきっかけで次のような「ゲーム」が生まれます。

  • キック・ミーのゲーム・・・
      他人を挑発して反撃されて、それを周囲にアピールする
  • イエス・バットのゲーム・・・
      相手の意見を受け入れるふりをするだけで実際は自分の意見を曲げない
  • ぐちの繰り返しのゲーム・・・
      ぐちを繰り返すことで現実の問題から逃げる

ゲーム分析 くわしくは >>

交流分析 (4) 「脚本分析」

脚本分析とは、人生の中で作られた自分の「脚本(価値観・生き方)」が自律神経失調症の原因の1つと考えて、好ましくない「脚本」を健全なものに変えていく治療方法です。

親から受け継いだ「こうあるべき」「こうではいけない」といった価値観や禁止令がマイナスにはたらくことがあります。「強くあれ。すべて自分で解決しろ。」と育った人は他人に頼ることができず、自分でいろいろと抱え込んで疲れ切ってしまうこともあるでしょう。

そういった心の奥深くにある好ましくない脚本(価値観・生き方)に気づいてもらい、健全な脚本に書き換えて、より健康的で健全な生き方ができるようにすることが脚本分析の目的です。

脚本分析 くわしくは >>

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