ゲシュタルト療法とは

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ゲシュタルト療法

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ゲシュタルト療法とは?

ゲシュタルト療法とは、

  • 自分でも気づいていない問題が、体と心のバランスを乱している
  • 問題を解決すれば、症状も消えていく

という考え方に基づいた心理療法です。(精神分析的アプローチ)

心理療法

自律神経失調症の治療でもおこなわれますが、普段の生活の中のコミュニケーションで活用すると人間関係が良くなります。ゲシュタルト療法はすこしわかりにくいですが、わかりやすい具体例を使いながら説明しますので、ゆっくりと頑張って読んでください♪

ゲシュタルトとは?

ゲシュタルトとはドイツ語で「形、姿、状態、現象、統合された形」といった意味です。そして、ゲシュタルト心理学とはこんな考え方です。

いろいろな「部分や要素」があって統合されて「全体」が作られる。部分の集合が全体であるし、全体は部分の集合である。

例)佐藤くんや山下さんほか38人のみんなが集まって4年1組になるんだし、4年1組は佐藤くんや山下さんほか38人のみんなの集合なんだよ。

全体はただの部分の集合ではなくて、それ以上の意味になる。

例)1+1=2じゃないんだ。38人が集まれば38倍以上のチカラになるんだ!

なんだか当たり前のような哲学的のような考え方ですね。では「ゲシュタルト療法とはどんな心理療法なのか」について見てみましょう。

ゲシュタルト療法とは?

ゲシュタルト療法は、「部分を見る」のではなく「全体を見る」ことが基本です。

人にもいろんな面がありますよね?やさしい面、頑張り屋さんの面、完璧主義な面、おっちょこちょいな面・・・。人にも物事にも1つではなくいろんな面がある。一部分だけを見て、かたよった理解をしたり、かたよった考え方をしたり、かたよった受けとめ方をすると、ストレスになる。いろんな見方や受けとめ方をして、全体を見るようにしましょう、というのがゲシュタルト療法の考え方です。

  • 部下の悪いところばかりが気になる
  • 自分のできないところばかりが気になる
  • 妻(夫)のイヤな部分ばかりが気になる
  • 自分の子供の苦手な部分ばかり目について叱ってしまう
  • 悪い方悪い方へと考えて不安をかかえる

悩んでいる人、ストレスを抱えがちの人、考え方が未成熟な人は、全体や良い部分には目をむけられずに悪い部分にばかりとらわれてしまいます。

自分にも相手にも長所がたくさんあるのに、短所ばかりが目についてしまうんですね。

ゲシュタルト療法では1つの見方にとらわれないで、「いろんな見方ができるように」、「全体を見ることができるように」切りかえていけるように進めていきます。

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全体をみて、1人称で喜怒哀楽をあらわすゲシュタルト療法

ゲシュタルト療法では、自分の感情(喜怒哀楽)を表現することを“よし”として“1人称”で考えます。“1人称”なので「あなたが悪い」「あなたのせいだ」ではなく、「私は楽しい」「私は悲しい」「私は怒っている!」ですね。

「田中さんがジャマするから仕事が進まないじゃないの!」ではなく、「田中さんに何度も質問されたから私は仕事に集中できなくて残念だ」です。

相手を非難するのではなく自分の感情を伝えるのが、ゲシュタルト療法のポイント。

ここで、自分だけを見たり田中さんに話しかけられた事だけを見るのではなく、田中さんも急ぎの仕事で大変だったことなど全体の視点にたって、「私は今こう思っています。こう感じています。」と今の自分を自覚します。

自覚できている感情、自覚できていない感情

ゲシュタルト療法では「自分で気づいていない問題が心と体のバランスを崩している」と考えます。

例えば・・・

夫「なにを怒ってるんだよ」
妻「別に怒ってなんかないわよ!!!」

奥さんは「自分が怒っていること」をわかっている上で「怒ってなんかないわよ!」と言うのなら問題ありません。でも、本当は怒っているのにそのことを自覚できていなくて、本心から「怒ってなんかないわよ!」と言っている場合には、ゲシュタルト療法において「問題がある」と考えます。

ゲシュタルト療法では、いまの喜怒哀楽の感情を“よし”とした上で、言葉にならない(=自覚できていない)感情に着目します。

ゲシュタルト療法の方法

エンプティー・チェア・テクニック、トップ・アンダードッグ、ホットシート、未完の行為、などゲシュタルト療法ではさまざまな方法がもちいられ、「別の見方で見る」「全体を見る」といったことから心と体をもっとつなげるようにしていきます。

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