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ゲーム分析とは

ゲーム分析とは、自律神経失調症の心理療法でおこなわれる「交流分析」の中の1つの方法です。(心理療法の中の精神分析的アプローチ)

心理療法

交流分析の4つの方法ゲーム分析

ゲーム分析とは?

ゲーム分析でいう「ゲーム」とは、人間関係の中でなぜか繰り返してしまって、お互いにイヤな感情を残す結果となる交流(コミュニケーション)のこと。「裏面的交流」によるコミュニケーションの場合にそうなります。

※裏面的交流とは・・・たてまえを口にするも、正反対のホンネが隠れているコミュニケーション。「今日の服かわいいわね~」と口では言うけれど心の中では「あなたには似合わないわよ」と思っているようなコミュニケーションのこと。

ゲーム分析で見えてくる問題点

自分がどんな「ゲーム(コミュニケーション)」をしているか分析をして、人間関係のトラブルの原因はどこか、どう改善すればいいか、を見つけます。

ゲームでは、相手がイヤな気分になるのはもちろんですが、ゲームをしかけている本人も自己嫌悪、後悔、虚無感などを感じます。それでもくり返してしまうのは、次のような原因があると分析されます。

  • うわべだけでもコミュニケーションが続いているから(その相手との人間関係が続けられるから)
  • 他人から評価・注目されたい
  • 私はこういう人なの、とまわりの人にアピールしたい
  • 普段むだに時間を過ごすことが多いので、ゲームで空虚感を満たしたい

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ゲーム分析における「ゲーム」の例

裏面的交流がきっかけで、次の3つのようなゲームが生まれる傾向があります。

ゲーム (1) キック・ミー (私を責めて)

わざと人をからかって挑発して、自分のことを責めさせて、責められている自分のことをまわりから注目してもらおうとするもの。自分からゲームをしかけるパターンです。

ゲーム (2) イエス・バット (はい、しかし)

相手の意見・考えをじっくり聞いて「その通り」と受け止める“ふり”をするも、実際には、自分の意見・考えを曲げるつもりがない。

ゲーム (2) ぐちの繰り返し

ぐちを繰り返すことで、現実に直面している問題と向き合うことを避けて逃れようとしている。

ゲームを繰り返してしまうことへの対処

ゲームをくりかえしてしまう患者さんに対しては、裏面的交流をやめて相補的交流ができるように指導します。※相補的交流・・・相手の立場を理解して同じ目線・方向でおこなう交流のこと。お互いに気持ちのよいコミュニケーションです。

具体的には、次のようなことを心がけてもらいます。

自分から「ゲーム」をしかけない

普段むだに時間を過ごすことが「ゲーム」をしかける原因であると分析し、有意義な時間を過ごすように心がけてもらいます。そうすれば、ゲームのようなコミュニケーションをする時間こそむだな時間と思えるようになるでしょう。

相手がしかけてきた「ゲーム」には乗らない

相手がゲームをしかけてきても自分は“相補的交流”をおこなうよう心がけて、コミュニケーションがお互いにとって不愉快で終わらないようにしましょう。そのコミュニケーションでストレスが減るだけでなく、普段から心にゆとりを持って人と接することができる自分に変わります。

ゲーム分析を通して、人間関係のトラブルの原因を見つけ、改善を心がければ、生活の中のストレスが減り、自律神経失調症の改善が大きく進むでしょう。

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