自律神経機能検査

自律神経失調症の検査

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自律神経機能検査 - 自律神経失調症の検査(3)

自律神経失調症の検査の流れは、次の4つ。

自律神経失調症の検査

医師との面接除外診断自律神経機能検査心理テスト

では (3)自律神経機能検査についてくわしく説明します。

自律神経機能検査

不調があっても検査で異常が見つからないのが、自律神経失調症の特徴。しかし、自律神経そのものの働きを調べる検査で、自律神経の状態が正常かどうかがわかるケースがあります。その検査が『自律神経機能検査』。

自律神経機能検査には、いろいろな種類があります。症状にあわせていくつかの検査をして、判断しています。

ただし、自律神経失調症の場合、自律神経機能検査でかならず異常が見つかるとは限りません。その場合は、心理テストなどで総合的に判断します。

では、おもな自律神経機能検査について紹介します。

機能検査1 : シェロング起立試験

シェロング起立試験とは、まず、10分間以上静かに横たわった状態で血圧を測定し、次に、立ち上がった状態で血圧を測って、その血圧の変化を調べるもの。血圧の変化によって、次のように診断されます。

血圧に大きな変化がない : 自律神経の機能は正常です。

立ち上がった時に血圧が大きく下がる : 自律神経機能に異常があり、めまいや立ちくらみなどの、起立性低血圧を起こしやすい。(最高血圧で21mmHg以上も下がる、最低血圧で16mmHg以上も下がる。)

立ち上がった時に最高血圧が下がって、最低血圧が上がる : 手足の末端から心臓へ血液が戻るはたらき(静脈還流)が不十分な状態。疲れやすい、脱力感、だるい、などの症状を起こしやすい。

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機能検査2 : 立位心電図

立位心電図とは、横になった状態で心電図をとり、次に、立った姿勢でもう一度心電図をとり、その波形の変化で自律神経の状態を検査するもの。

健康な人は寝ていても立っていても波形に大きな変化はありませんが、自律神経が乱れていると、立ち上がった時に波形が乱れます。これは、血管の運動神経や心臓のはたらきを調整するチカラが弱いためです。

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機能検査3 : マイクロバイブレーション(MV)

体の表面に起こる微細な振動を「マイクロバイブレーション」といいます。マイクロバイブレーションの振動数を測定・分析して、自律神経機能の状態を調べるのが、マイクロバイブレーション(MV)と呼ばれる検査です。

20℃から25℃に室温を保った状態で横になって安静にします。利き手と反対の手の親指に自然に起こる細かい振動を5分以上測って、脳波形や心電図に連動させて周波数を求め、コンピュータで分析します。

周波数の帯域によって、交感神経と副交感神経の緊張の度合いなどを調べます。

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機能検査4 : 心拍変動検査

心拍変動検査とは、心電図の一拍ごとの間隔をコンピュータで解析して、交感神経と副交感神経とのバランスを検査するもの。

ベッドにあお向けに寝た状態で3分間安静にした後、3分間心電図をとります。基本的には心電図検査とほぼ同じです。

脈拍は、緊張すれば速くなり、リラックスすれば遅くなります。

脈拍を一拍ごとに検査して、この変化のもととなっている自律神経がどのようにはたらいているかを継時的にチェックするのがこの方法です。

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機能検査5 : 皮膚紋画症

皮膚紋画症とは、細い棒のような先端のとがったもので腕の内側などをこすって、皮膚にあらわれる反応を見る検査

自律神経が正常な人は、数秒後に白い筋が浮き上がっても、5分から10分もすれば消えます。

しかし自律神経が乱れている人は、こすった部分が赤くなったり(赤色皮膚紋画症)、みみずばれのように腫れ上がって(浮腫皮膚紋画症)なかなか消えずにかゆみを感じたり、ということが起きてくるのです。

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機能検査6 : 鳥肌反応検査

鳥肌反応検査とは、首筋、うなじ、わきの下などに機械的または寒冷刺激を与えて、皮膚の反応(鳥肌)を見る検査

反応が過敏な場合は、不安のために交感神経が緊張して立毛筋が収縮し、鳥肌が立ちます。この反応の強弱で自律神経の状態をチェックします。

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機能検査7 : 指尖容積脈波(しせんようせきみゃくは)

指尖容積脈波(しせんようせきみゃくは)とは、人差し指と中指の腹の部分にあらわれる「微細な脈」を調べる検査のこと。

不安や緊張で交感神経が緊張していると、通常よりも脈の変化が少なくなります。

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機能検査8 : 皮膚電気活動

皮膚電気活動とは、人間の体がもつ「電気を通す性質」を利用した検査で、手のひらや指の2点と電池をつないで、電気の流れの変化を調べる検査。

不安や緊張で交感神経が緊張していると、変化が早くなります。

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