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疲れやすい原因は自律神経!?症状・原因・改善する方法とは?

疲れやすい女性

  • 疲れやすい
  • 寝ても疲れがとれない
  • いつも体が重たい
  • だるい

そう感じていませんか?

疲れやすい、疲れがとれない、というのは自律神経の乱れからくる症状のなかでも代表的なもの。

そんな疲れやすい症状、根本的な原因、改善するための方法について、わかりやすくお伝えします。

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【目次】

疲れやすい症状とは?

疲れやすい、朝から体が重たい、しっかり寝ているのに疲れがとれない、……。いつも疲労感を感じている方が増えています。

仕事が肉体労働だったり、朝早くから一日じゅう忙しく動きまわっているのなら、疲労感もわかります。ですが現代人に多いのは、

  • それほど疲れるようなことをしていないのに……
  • 毎日しっかり寝ているのに……
  • 事務仕事なので体を酷使しているわけでもないのに……

疲れやすい、疲れがとれない、朝から体が重たい、といった症状。

なかには ひどい疲労感・倦怠感・体のだるさ・重たさ を感じて、布団から起き上がれないといった「慢性疲労症候群」のようなケースもあります。

自律神経からくる倦怠感の特徴と解消法はこちらでくわしく紹介しています。
倦怠感も自律神経の乱れが原因?その症状の特徴と3つの解消法とは

自分では原因がわからず、ただただ疲れやすい体に思い悩んだり。せっかくの休日も遊ぶどころか、体を休める一日で終わってしまったり。

仕事や趣味やスポーツなどもっと思いきりやりたいのに体がついていかない、というもどかしさを感じている人も多いことでしょう。

このような疲れやすい症状はストレスや自律神経と大いに関係があるのではないでしょうか?

具体的な症状

自律神経の乱れからくる疲れやすい症状を具体的に紹介すると……

  • 体を酷使していないのに疲れやすい
  • しっかり眠ったつもりでも疲れがとれない
  • いつも体が重たく感じる
  • 肩や首がいつもこっている
  • 背中などの筋肉がガチガチにかたい
  • ふくらはぎや太ももがパンパンに張っている (むくむ)
  • 頭がボーッとしたり、頭痛や耳鳴りがする
  • 全身や関節にだるさや熱っぽさを感じる
  • 体にチカラが入らないように感じる
  • 朝、布団から起き上がれないほどの疲労感がある

では、このような疲れやすい体の状態は何が原因なのでしょうか?

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疲れやすい原因とは?

自律神経の乱れからくる「疲れやすい原因」はストレス。

ストレスが自律神経のバランスを崩すことによって、疲労の回復が進まなくなって、疲れやすい、疲れがとれない、といった状態になるのです。

自律神経は、交感神経副交感神経の2つから成り立っていて、正反対のはたらきをしています。

自律神経のバランス

■ 日中は交感神経

日中は活動しやすいように交感神経がメインにはたらいて、スムーズに活動できるようにしています。

■ 夜は副交感神経

逆に、食事中や入浴中や睡眠中は、疲れた体を回復するために副交感神経がメインに。内蔵を動かして栄養を消化・吸収・分解して全身に届けたり、疲労物質や老廃物を排出する準備をします。

言い方を変えると……

  • 活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時 : 交感神経がはたらく
  • 休息している時、眠っている時、リラックスしている時 : 副交感神経がはたらく

ちなみに、両方が同時に100%フル稼働することはできません。たとえば、

  • 気のあう同僚と楽しく仕事
    =交感65%、副交感35%
  • 苦手な上司と2人で外回り
    =交感90%、副交感10%
  • 家事がひと段落してコーヒータイム
    =交感40%、副交感60%
  • 金曜の夜に軽くお酒を飲んでぐっすり
    =交感10%、副交感90%

その時その時によって、交感神経がメインになったり、副交感神経がメインになったり。シーソーのようにバランスをとりながら、健康を維持しています。

しかし……

疲れやすいのは日々のストレスが原因

本来ならば、この2つの神経がバランスよくはたらいて健康状態を守ってくれます。

しかしストレスの多い毎日を過ごす現代人。

通勤ラッシュ、長時間の仕事、ノルマ、責任、プレッシャー、職場や子供の学校での人間関係、不規則な食生活、睡眠不足……。たくさんのストレスにかこまれて生活しています。

さらに、意識していないところでも、蛍光灯のあかり、シャワー、空気中の化学物質、食べ物に含まれる食品添加物、洗剤や芳香剤に含まれる合成の界面活性剤なども、ストレスの原因となっているのです。

疲れやすい原因はストレスの多い生活

※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレス」

こうしてたくさんのストレスが原因となって交感神経ばかりがはたらいてしまって、疲労や不調から体を回復する副交感神経が十分にはたらけなくなります。

毎日の積み重ねで、疲れやすい体、疲れのとれない体が慢性化してしまうのですね。

ストレスで自律神経が乱れて疲れやすい体へ

交感神経では筋肉がかたく緊張しています。ササッと活動するためなのですが、ストレスが多いといつまでも筋肉がかたい状態が続いてしまいます。

このことが原因で、いつも肩がこる、首がこる、体がガチガチ、体が重たい、そして、疲れやすいと感じるのです。

では、そんな状態を改善するためにはどうしたらよいかというと……

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疲れやすい体を改善するためには?

疲れやすいのは、交感神経ばかりがはたらいて筋肉がいつも固くなっていることが原因。

改善するためには副交感神経をはたらかせること、かたくなった筋肉をほぐすことが大切です。

マッサージされて眠たくなった経験、ありますよね?

眠たくなるというのは副交感神経に切りかわった証拠。体をほぐすことは副交感神経を優位にする最適な方法と感じています。

とはいえ、マッサージや整体に毎日通うわけにはいきません。そこで……

自分でこまめに体をほぐそう

ふだんの生活の中で自分でこまめに体をほぐすのが一番です。

41度くらいの湯船にゆったりとつかる。お風呂あがりや寝る前にストレッチをする。

家事や仕事の合い間に首・肩・腕をまわす。自分で体をもみほぐす。散歩などの軽い運動もいいですね。

ほかにも自分でしっかりとほぐす方法があります。自宅で簡単。時間もかけずにできるので試してみてください。

深くほぐして体を軽やかにするには >>

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執筆者
この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊

1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で17年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら

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