多汗症

自律神経失調症と似ている病気

多汗症

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多汗症

多汗も自律神経失調症の症状のひとつ。さほど暑くもないのに、顔から汗がダラダラと流れたり、背中や手のひらにも汗をかいたり。顔が赤くほてってきたり、ドキドキと動悸がすることもあるでしょう。

しかし多汗症の原因は自律神経だけではありません。そこで、ほかの原因からくる多汗症についてや、普段の生活でできる対策について、わかりやすく紹介します。

自律神経からくる 「多汗症」 とは?

会社・学校・ママ友などの人間関係、仕事のプレッシャー、受験、食事・運動・睡眠などの生活リズムの乱れ、長時間の通勤、環境の変化・・・。大人も子供もさまざまなストレスに囲まれて生活している現代人。そんな毎日で精神的にも身体的にも負担が大きくなって、自律神経のバランスが乱れることで起こるのが 「多汗症」。

多汗症だけではなく、疲れやすい、疲れがとれない、体がだるい、手足がひどく冷える、めまい、ふらつき、立ちくらみ、頭痛、肩こり、イライラしやすい、集中力がすぐ途切れる、といった症状が出たりもします。

多汗症と自律神経

自律神経は、正反対のはたらきをする次の2つがバランスよくはたらくことで、私たちの体を健康な状態に保っています。

  • 交感神経 : 活動中・緊張している時・ストレスを感じている時にはたらく。おもに日中。
  • 副交感神経 : 休息中・体を回復している時・リラックスしている時にはたらく。おもに睡眠中。

しかし、ストレスが多い生活ではそのバランスがくずれて、 「交感神経」 ばかりがはたらくようになります。

汗の排出をつかさどる 「汗腺」 は、交感神経がコントロールしている場所。交感神経がはたらき過ぎると 「汗腺」 が刺激されて汗が普通よりも多く出てしまうのです。これが自律神経失調症による多汗症の原因です。

自律神経失調症が原因ではない多汗症

多汗症の原因はほかにもあります。たとえばこちら。

  • 甲状腺機能亢進症などの病気
  • 服用している薬による影響

甲状腺機能亢進症の場合は、眼球の突出がないか、喉の部分が腫れていないか、といった目視に加えて血液検査などをおこなうことで、甲状腺機能亢進症からくる多汗症なのかどうかがはっきりします。

毎日の生活でさほどストレスを感じていなかったり、疲れやすい、めまい、頭痛、手足の強い冷えなど、上記で紹介したような症状がないようなら、病院で検査をしてもらうのが安心ですね。

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多汗症の対策

自律神経失調症からくる多汗症は、『交感神経による汗腺の刺激』 が原因。原因となっている交感神経おさえること、静めることで、症状が緩和されることが多いでしょう。

そこで、普段の生活でできる多汗症の対策をいくつか紹介します。

呼吸を整えよう

忙しく仕事をしている時、パソコンに向かって集中している時など、息が浅くなっていませんか?今日、一度でも意識して深呼吸しましたか?

家事に仕事にと活動している時は、無意識のうちに呼吸が浅くなっています。また、毎日の生活の中で、意識して深呼吸をくりかえすことも少ないでしょう。多汗症を感じている時はもちろんのこと、感じていない時でも、こまめに深呼吸をするように心がけてみてください。

息を吸うときは交感神経が、息を吐くときは副交感神経がはたらきます。

1分もあれは、5回も6回も深呼吸ができます。仕事や勉強や家事の合い間に深呼吸しましょう。新鮮な酸素が脳にたっぷり届けば、能率もさらにアップしますよ。

■多汗症を改善!かんたん呼吸法

  • 鼻から息を吸います。4秒くらいかけて吸いながら、お腹をふくらませていきます。
  • 次に口から息を吐きます。8秒くらいかけてゆっくりと。誕生日のケーキのロウソクを吹き消すように、フーッと細く吐きましょう。吐きながらお腹をへこませていきます。

この深呼吸を5回でも6回でも。すればするほどに副交感神経がはたらいてきます。ストレスを強く感じている人ほど、意識しておこなってください。

鼻から息を吸うと、より多くの酸素を取り入れることができます。ほとんどの人が、口から吸って口から吐く呼吸をしていますが、深呼吸にかぎらず呼吸の基本は 「鼻から吸って口から吐く」 。意識してみてくださいね。

また汗が出るのは、血液のなかの二酸化炭素の濃度が高まることで起こります。呼吸をゆっくりすれば二酸化炭素がしっかりと体から外に出るので、汗をおさえる効果も高まります。

適度な有酸素運動を

有酸素運動は自律神経のバランスを整えるのにとても効果的。有酸素運動でかく汗は、さらっとしたベタつきのない良質な汗。「多汗がひどくならない?」 なんて心配はまったく必要ありません。

ウォーキング、ジョギング、水泳がおすすめ。サッカーや野球などは、激しく動いたり急にとまったりと、体の動きが不規則ですよね。それに比べて、ウォーキングもジョギングも同じペースでのくりかえし運動。これが効果的なのです。相手と勝ち負けの勝負でもありません。自分のペースで運動できるので精神的なストレスがかからないことも大きなメリットです。

普段運動をしていない人は、ウォーキングから始めるのが手軽ですね。それこそ散歩からでもいいでしょう。ポイントは 「気持ちがいいこと」。

いきなり頑張りすぎて筋肉痛になったり、どっと疲れて運動がイヤになったり。これでは続きませんので効果も期待できません。「気持ちがいいなぁ」 と感じるくらいの運動を続けるのがちょうどいいのです。

軽い運動は血行をよくしてくれます。顔や頭にだけ血がのぼって手足は冷える、といった状態から、全身まんべんなく血液が流れる、といった状態へも近づけてくれるでしょう。

食事は規則ただしくバランス良く

食生活も大切なポイント。忙しいからとパパッと10分で食事をすましたり、朝ごはんを食べなかったり、夜遅くに食事をしたり、食事の時間がバラバラだったり。これでは自律神経も体内時計も乱れてしまいます。

■多汗症を改善!食事のとり方

  • 食事の時間をそろえて体内時計を整えよう(朝ご飯は7時、晩ご飯は夜8時、など)
  • 食事は楽しくゆっくりよく噛んで
  • 時には目を閉じて、じっくりと味わいましょう

■副交感神経を高めるおすすめの食べ物

  • 食物繊維の多い食べ物(きのこ類、海藻、ごぼう、レンコン、玄米、緑黄色野菜など)
  • お酢(酢の物、お酢を使った料理、ドレッシング、お酢のドリンクなど)
  • 発酵食品(味噌、お漬物、納豆、キムチなど)

胃腸などの消化器官は副交感神経の担当。食べ物が胃や腸を通っているときは、副交感神経がはたらくのです。スピーチの前の緊張している時や心配ごとがある時は、食欲がなくなりますよね?スピーチが終わってホッとしたり、心配ごとが解決して安心したとたんにお腹がすく。これも自律神経のメカニズムです。

食物繊維が多い食べ物が効果的だったり、ゆっくり食べることが効果的なのは、食べ物がお腹の中を通る時間が長くなって、それぶん副交感神経がしっかりとはたらけるから。

多汗症を改善するためにも、食べ物や食べ方にもぜひ気を配ってみましょう。

以上、多汗症の原因や対策について紹介しました。直接の原因がどうあれ、自律神経の乱れがいろいろな不調をもたらしているケースがとても多いのが、ストレスにかこまれた現代人の共通点。ストレスを受けないように、受けたストレスは溜めこまずに発散するように、そして副交感神経をしっかりとはたらかせるような生活の工夫をおこなってください。

副交感神経を高める方法(食べ物・入浴法・眠り方・運動など)>>

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自律神経を整える生活

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