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自律神経の乱れに効果的なサプリメントとは?

自律神経を整えるために摂りたい栄養素があります。

ですのでその栄養素を多く含むサプリメントの中には、自律神経の乱れに対して効果が期待できるものもあるでしょう。

具体的なサプリメントの商品名は差し控えますが、どんな栄養成分が含まれているサプリメントがいいの? それが効果的な理由は? などについてお伝えします。

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【目次】

効果的なサプリメントいろいろ

自律神経の乱れに対しておすすめな栄養素はいろいろあります。そのなかでもおもな栄養素はこちら。

  • ギャバ
  • ビタミンB群
  • ビタミンA
  • ビタミンE
  • ビタミンD
  • カルシウム
  • 必須アミノ酸
  • 鉄分
  • ローヤルゼリー
  • 高麗人参

これらの栄養成分を含むサプリメントが自律神経を整えるサポートをしてくれると考えられています。

自律神経を整える7つの栄養素についてはこちらでもくわしく紹介しています。
自律神経を整える7つの栄養素と多く含む食べ物とは?

では次にそれぞれのサプリメントがなぜ効果的なのかについてお伝えします。

それぞれのサプリメントが効果的な理由

ではぞれぞれのサプリメント(栄養素)がなぜ効果的なのかについてみてみましょう。

ギャバ

ギャバという栄養素はもともと人間の脳の中にあるもの。神経の興奮を静めてくれるはたらきがあります。心の病気の治療薬としても広く利用される栄養成分です。

サプリメントでギャバを摂ることで、ストレスにさらされて興奮してしまった交感神経のはたらきを抑える効果が期待できるでしょう。

ビタミンB群

神経が体のすみずみまでちゃんと伝達されるようにサポートしてくれるのがビタミンB群。

脳の中枢神経から手足の抹消神経まで、ただしく機能するようにはたらきかけてくれます。

神経伝達物質を作ったり、炭水化物やたんぱく質や脂肪などのエネルギー源を分解してエネルギーに変えたり、新陳代謝を促進したり、不要物を排出したり。

生活のリズムを整えるはたらきもありますので、自律神経のバランスを整える効果が期待できるでしょう。

ビタミンA

ビタミンAは、ストレスを感じた時に分泌される「副腎ホルモン」を作り出すために必要な栄養素。

自律神経の乱れの原因は過度のストレス。ストレスに負けないためには、ビタミンAによる抵抗力が必要ですね。

またビタミンAは免疫力を高めたり、抗酸化作用によってさまざまな病気を予防する効果もあります。ストレスは免疫力を低下させてしまいますし、活性酸素も発生させます。

ビタミンAは日本人(特に男性)にはかなり不足している栄養素。食べ物やサプリメントで摂るように心がけましょう。

姉妹サイトですが1食分あたりでビタミンAの多い食べ物を紹介しています。
ビタミンAの多い食べ物は?【1食分】で30位までランキング!

ビタミンE

ビタミンEは、交感神経と副交感神経のバランスを整えてくれることに加え、ホルモンバランスまで調整してくれるとてもありがい栄養素です。

赤ちゃんを授かりたい人にとっても、妊娠中の人にとっても大切。更年期障害をやわらげるはたらきもあります。

ビタミンEは、植物性のオイル、ナッツ、豆乳、豚肉、かぼちゃ、ブロッコリー、青魚、ゴールドキウイなどに多く含まれています。

食べ物だけでは十分に補えない場合は、サプリメントを活用しましょう。

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ビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収を高める栄養素。太陽の光を浴びることで体内でも作ることのできるビタミンです。

ビタミンDが自律神経の乱れに直接効果を発揮するというよりは、自律神経を整える効果が期待できるカルシウムをしっかりと吸収するためにビタミンDが必要ということですね。

カルシウム

自律神経のバランスが乱れてくると、すぐにイライラしてしまったり不眠になってしまいます。そんなイライラや睡眠不足を解消してくれるはたらきがある栄養素がカルシウム。

牛乳やチーズなどの乳製品にも多く含まれますが、吸収率が低いのが難点。魚や海藻などの海のものからカルシウムをとれば吸収率も高いですし、ミネラルも一緒に摂ることができます。

普段の食生活で魚や海藻をあまり食べない人は、カルシウム不足になりがち。サプリメントも上手に活用するといいですね。ただ「摂りすぎ」には注意が必要

カルシウムは食べ物から摂る場合には摂りすぎになることはまずありませんが、薬やサプリメントで摂る場合には摂りすぎに注意しましょう。高カルシウム血症という症状を引き起こして、強い倦怠感、嘔吐、幻覚を見ることもあります。

用量を守って飲むようにしながら、サプリメントだけでなく食べ物からも摂るように心がけましょう。

カルシウムも日本人はかなり不足しています。姉妹サイトにてカルシウムの多い食べ物を紹介しています。
カルシウムの多い食べ物はコレ★1食分あたりで35位までランキング

必須アミノ酸

自律神経のはたらきを高めたりおさえたり、といったコントロールをおこなってくれます。

またホルモンの分泌を増加させてくれる効果も期待できるサプリメントです。

鉄分

鉄分は女性に特に必要な栄養素と思われがち。もちろん女性には大切な栄養素ですが、男性にとっても重要な栄養素です。

鉄分が不足すると、朝目覚めるのがつらい、一日中だるい、風邪をひきやすい、体調をくずしやすい、健康的な肌や髪が作られないなどの影響があります。

鉄分は「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類。吸収率が良いのが「ヘム鉄」で、豚レバー、鶏レバー、アサリ、カツオ、ブリ、まぐろなどの動物性食品に多く含まれます。

ビタミンCと一緒に食べると吸収率はさらにアップ。ヘム鉄のサプリメントだけでなく、ビタミンCのサプリメントも一緒に摂るといいですね。

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ローヤルゼリー

自律神経を整えるはたらきが期待できる「アセチルコリン」という成分が含まれているのがローヤルゼリー。

アセチルコリンは副交感神経のはたらきを高める作用があります。ストレスが多い毎日で副交感神経が十分にはたらけていない人には、もってこいのサプリメントと言えるでしょう。

副交感神経が正常にはたらけば、同時に交感神経の緊張がおさえられるので、両者のバランスがよくなってくるでしょう。

またローヤルゼリーにはアセチルコリン以外にもビタミンやミネラルなどたくさんの栄養素がたっぷり。栄養不足が心配な方にもおすすめのサプリメントです。

高麗人参

高麗人参に含まれる 「サポニン」は副交感神経を活性化させる効果があります。ローヤルゼリーに含まれる「アセチルコリン」のはたらきと似ていますね。なので自律神経のバランスを整えるのに効果的なサプリメントです。

ちなみに冷え症や低血圧にも良いと言われていますので、そのような症状も感じている人にはとてもおすすめなサプリメントです。

以上、改善への効果が期待できるサプリメントを紹介しました。

ただし前提として、私たちの体は毎日の食生活から作られています。

サプリメントは栄養不足を補ってくれる側面はありますが基本は毎日の食生活。食材にはさまざまな栄養素が含まれていて、それぞれが相乗効果を発揮しています。

ビタミンCのサプリメントを摂ればビタミンC不足が解消できる、なんて簡単な話ではありません。

まずは毎日の食生活をしっかりと見直した上で、それでも摂取することが難しい栄養素をサプリメントで補う、という付き合い方がよいですね。

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執筆者
この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊

1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来100%の健康商品を販売して今年で17年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら

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※参考サイト:国立健康・栄養研究所「ビタミンB1解説」、「ビタミンB2解説」、厚生労働省 eJIM「ビタミンB6」、「ビタミンE」、e-ヘルスネット「カルシウム」、「

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