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低体温と自律神経 - 原因や改善する方法について

「低体温だけど、自律神経失調症なのかな?」

「低体温と自律神経って関係あるの?」

と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際に、ストレスが多い人ほど冷えを感じていたり、顔はほてるけど手足が冷たいという人も多いと思います。

そこで、そもそも低体温とは? なぜ低体温になるの? 改善するにはどうしたら? などについてわかりやすくお伝えします。

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【目次】

などについてわかりやすく紹介します。

低体温とは?

低体温とはどんな状態のことをいうのでしょうか?

私たち人間の体温は、本来なら36.5度前後あるものです。ご年配の方々のなかには、平熱が37度という方もおられます。健康そのものですね。

36.5度というのは、体内の酵素がもっとも活性化する温度。体を動かすにも、体を回復させるにも、もっとも効果的にはたらく温度です。運動する前にウォーミングアップするのも、まさにこのためです。

かたや、現代人の多くは冷えをかかえています。真夏ですら手先や足先が冷えるといった異常な状態。低体温という言葉もよく聞かれるようになりました。

低体温の定義

低体温の明確な定義はありませんが、一般的には 「体温が36度以下の状態」 を低体温と呼んでいます。

低体温の状態では、免疫力も体内酵素のはたらきも、大きく低下してしまいます。風邪をひきやすい、なかなか治らない、インフルエンザにかかりやすい、疲れがとれない、ぐっすり眠れない、体の調子が悪い、肌の調子が悪い、といった実感をされている方も多いことでしょう。

なぜ低体温になるの?

ではなぜ低体温になるのでしょうか。おもな原因を紹介すると・・・

  • 自律神経が衰えている(体温調節ができない)
  • 筋肉の量が少ない(熱が作られない)
  • ストレスが多い(体を冷やしてしまう)

すこし詳しくみてみましょう。

(1)自律神経が衰えている(体温調節ができない)

エアコンによって、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるようになりました。この “おかげ” で・・・

  • 暑い夏でも、汗をかいて体温調節しなくても、エアコンをつければいい。
  • 寒い冬でも、ブルブルッと筋肉を震わせて体温調節しなくても、エアコンをつければいい

体のチカラで体温調節をしなくてもすむようになりました。「使わない機能は衰える」。自律神経の仕事である 「体温調節機能」 は衰えていきました。

いざ体を温めなきゃ!という状態になっても、もう機能は衰えているので、じゅうぶんに温めることができない。こうして低体温の体ができあがってしまうのです。

(2)筋肉の量が少ない(熱が作られない)

体の中でおもに熱を作るのは、脳と筋肉。筋肉の少ない人は低体温になりやすいのです。

昔と比べて快適になった現代。階段をのぼらなくてもエスカレーターがある。駅まで歩かなくてもバスがある。洋服をゴシゴシ手洗いしなくても、洗濯機のボタンを押せばいい。薪を割って火をおこさなくても、ガスのスイッチを押せばいい。

いたるところで便利になった反面、体を動かすことが減っていきました。

日ごろから歩くようにしたり運動している人はいいですが、家と会社の往復でデスクワーク、なんていう人は確実に筋肉の量が少なく、低体温になりやすいでしょう。

(3)ストレスが多い(体を冷やしてしまう)

ストレスも低体温の大きな原因。ストレスを感じると・・・

1.筋肉を分解して、ストレスによる影響をやわらげる → 筋肉の量が減る → 体のなかでじゅうぶんな熱が作られなくなる

2.交感神経が優位になる → 筋肉がギュッと収縮して(縮んで)血行が悪くなる → 血液によって体温が運ばれない

このようにストレスは、筋肉の量の低下という点と、自律神経のバランスの乱れという点から、低体温を引き起こす大きな原因となっているのです。

そこで次は、低体温と自律神経の関係について、もう少しくわしくお伝えします。

低体温と自律神経失調症の深い関係

低体温の原因として、運動不足で筋肉の量が少なくなっていることも大きな原因ではありますが、やはりストレスによる自律神経の乱れがもっとも大きく影響しているのではないでしょうか。

長時間の通勤、多忙な仕事、責任やプレッシャー、リストラへの不安、育児、職場やご近所さんやママ友との人間関係、不規則な食生活、睡眠不足、運動不足、騒音など。ストレスの多い毎日が交感神経ばかりを優位にさせてしまって、いつも血行が悪い状態にある。その交感神経によって発生する活性酸素が、熱エネルギーを作る機能まで低下させてしまう。

低体温の裏には、ストレスによる自律神経の乱れが深く関係している、といえるでしょう。そこで次は、毎日の生活のなかでできる改善法について、具体的にご紹介します。

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毎日の生活できる改善法

低体温、特に、自律神経の乱れからくる低体温を改善するための方法をいくつか紹介します。無理なくできるところから取り入れてみてはいかがでしょうか。

朝1番に太陽の光を浴びる

朝起きたらまず、ガラス越しではなく、窓を開けたりベランダに出たりして、太陽の光を直接浴びましょう。

太陽の光は、体内時計を整えてくれます。自律神経が乱れていると、昼夜の区別なく体がはたらき続けている可能性が高く、ぐっすり眠れない、寝たのに疲れがとれていない、ということもしばしば。

太陽の光を浴びて 「今が朝だよ」 というのを体に理解させましょう。

太陽の光を浴びると、「ああ、今が朝なのね。じゃあ、交感神経が優位になる時間だわ。10時間くらいたったら今度は、副交感神経とバトンタッチすればいいのね。」 と体が理解してくれるでしょう。

軽い運動をする

散歩やウォーキングやジョギングなど、軽い運動を毎日するように心がけましょう。運動すると筋肉がほぐれて血行もよくなりますし、体温も上がって低体温の改善につながります。筋肉の量も増えるので、熱も作られやすくなりますね。

時間帯は朝がおすすめ。朝は体温が一番低い時。このタイミングに運動をして体温をあがておくと、その日一日、基礎代謝があがって体温も上がりやすくなります。

たとえば、朝運動した日と運動していない日。お昼に4階の食堂まで階段であがったときの体温の上がり方も脂肪の燃焼のしかたも大きいのは、朝運動をした日なのです。

また、体内時計を整える効果の面からみても、運動するなら朝がおすすめ。まずは近所の散歩から。時間にも体力にも無理ない範囲ではじめてみましょう。

ゆったりとお風呂につかる

低体温の改善にはお風呂は不可欠。副交感神経に切りかえてくれるだけでなく、体温を上げてくれます。

低体温の人は、熱いお湯にはゆっくりとつかれないでしょう。少しぬるいかな、と感じる程度のお湯にゆったりとつかりましょう。目安は 「体温プラス4℃」。心地よいと感じる温度が一番です。

湯船に10分ほどつかれば、体温は1℃ほどあがります。私の場合は、41℃のお湯に10分間つかった直後の体温は、38度になっていました。体を急に温めるとすぐに冷めやすいのですが、ゆっくり温まると冷めるのもゆっくりに。すこしぬるめのお湯にゆったりとつかるようにしましょう。

ちなみに、シャワーは交感神経に切りかえるので逆効果。朝のシャワーなら活動モードになっていいのですが、夜にシャワーだけで済ますのは低体温のもと。湯船につかってくださいね。

体を温める食べ物、飲み物を選ぶ

食べ物や飲み物にも、体を冷やすものと温めるものがあります。たとえば・・・

体を温める食べ物

にんじん、ねぎ、たまねぎ、ごぼう、れんこん、かぼちゃ、生姜、にら、にんにく、にんにくの芽、山芋、ふき、こんにゃく、赤唐辛子、塩、味噌、しょうゆ、ラー油、明太子、黒砂糖(黒糖)、ちりめんじゃこ、佃煮、

体を冷やす食べ物

レタス、キャベツ、白菜、ほうれんそう、小松菜、きゅうり、トマト、なす、ゴーヤ、セロリ、もやし、おくら、大根、白砂糖、酢、マヨネーズ、ドレッシング、化学調味料

体を温める飲み物

しょうが湯、黒豆茶、ほうじ茶、紅茶、ウーロン茶、赤ワイン、日本酒、紹興酒

体を冷やす飲み物

コーヒー、緑茶、牛乳、豆乳、ジュース、清涼飲料水、水、白ワイン、ビール、ウィスキー、焼酎

温かいものなら体が温まる、とは限りません。温かい緑茶も、ホットコーヒーも、体を冷やしてしまうのです。ご注意くださいね。

また、朝起きた時、お風呂に入る前、夜寝る前、のタイミングに体を温める飲み物を飲むのが効果的。低体温の改善にぜひ試してみてください。

深呼吸する

ささいなことのように勘違いされがちですが、呼吸はとても重要なポイント。低体温の改善だけでなく、健康全般においてもとても大切なのです。

自律神経は文字通り 「自律している神経」。私たちが自分の意識でどうこうできるものではありません。「副交感神経に切りかえよう!」、「血管を広げよう!」、「腸を動かそう!」なんてできません。

でも呼吸だけは別。息を吸えば交感神経に、息を吐けば副交感神経がはたらきます。

しかし、バタバタと忙しくはたらいていたり、パソコンに集中していると、無意識のうちに呼吸が浅くなっています。

今日、一度でも深呼吸しましたか?

深い呼吸は、体と心の緊張をほぐしてくれます。副交感神経のはたらきが活性化されて、健康的な状態へ戻すように動き出します。特に、息をゆっくり吐くと効果的。鼻からゆっくり吸って、口からさらにゆっくりと息を吐きましょう。

低体温を改善するためにできることをいくつか紹介しました。筋肉を増やすこと、一日の生活のなかで体温を上げる行動をとること、リラックスすること、がポイントですね。

運動で筋肉量を増やしたり、自律神経を整えて、低体温を改善しましょう。

自律神経を整える方法(食べ物・入浴法・眠り方・運動など)>>

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